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 火曜の午後、気になっていた高円寺「アール座読書館」に行ってみた。南口のパル商店街をちょいと脇に入ったところの二階。ブックカフェ、ということになろうが、蔵書は閲覧用で古本販売はなし。六〇〇円前後のドリンク、お菓子、喫煙は小さなコーナーがあるもののまぁちょっと、という感じだ。おもしろいのは座席で、植物に囲まれていたり大小の水槽が据えられていて観賞魚をながめることができたり、小棚付きの机がいくつもあって、中には引出しをあけると小さな風景がひろがっていたりする席もある。空いていれば自由に席を移ってもらってもかまわない。読書するなりボォっとするなりご自由に、小道具はいろいろあって、たとえば万華鏡をくるくる回すのはいかが?ただし声高なお喋りは遠慮してください、という場所。趣向がつよすぎて逆に疲れる、というようなことはなく、かなりのんびりできる。すこしざわついていた方が読書がすすむ、というひとには向かないかもしれないけど、好きなひとにはたまらないかもしれません。また行ってみます。

 『落城記』(文春文庫/野呂邦暢著)
 『だれのものでもない悲しみ』(中公文庫/辻原登著)
 『木山捷平 父の手紙』(三茶書房/木山みさを編)
 『「テレビ観賞家」宣言』(情報センター出版局/モリッシィ著)
を読む。

 
 あ、ここに読書館の写真が出てますね。用意された空間、になじめるひとにはおすすめ。

 週末は池袋・古書往来座「外市」、スリップを書く。『木山捷平 父の手紙』は読んで出しちゃおうと思ったんだけど、出せないなぁ。きょうは大山「ぶっくめいと」で『男は急にとまれない』(廣済堂/立花尚之介著)五〇〇円など買う。 
by taikutuotoko | 2009-03-05 01:13 | 本・雑誌・新聞・書店


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