○○歳最後の日は雪に降られた。休日だったので部屋でじっとして過ごす。生まれた日は大雪で、母親はユキオと名づけたかったらしい。漢字表記は「雪男」で。イヤですってそんなの。
きのうもらってきた『ちくま』二月号では荻原魚雷さんの、三月に一回という連載「魚雷の眼」が始まっていて、まず読む。〈世の中にはいろいろ読書遍歴をかさねないとたどりつけない作家や詩人がいるが、天野忠もそのひとりだろう〉。当たり前のことだが、魚雷さんの文章を読んだり話を聴いたりすると、読書ってのは「アレも読みましたコレも読みました」の問題ではない、ということをつよく思う。
『田村隆一詩集』(思潮社・現代詩文庫)
も読む。Oさんにねじめ正一『荒地の恋』(文藝春秋)を借りたので、そのまえに。北村太郎の「田村隆一のこと」も入っている。つづけて『荒地の恋』を読み出す。はじめ布団にもぐって読んでいたのに、思わず起き上がってしまった。