いま、古本についての情報誌『彷書月刊』フェアを、池袋のジュンク堂でやっている。バックナンバーをたくさんそろえてあって、ぼくも一冊買ってきた。
「殿山のタイちゃん」
という特集が組まれている二〇〇二年六月号だ。
「殿山のタイちゃん」は、役者でエッセイストの故・殿山泰司さんで、いまでは「ちくま文庫」に何冊もはいっているから、読んだことないひとは、どうぞ。
特集では、ちくま文庫編集部の平賀孝男・井口かおりさんというふたりが
「殿山泰司の本がちくま文庫になるまで」
という文章を書いている。ちくま文庫ファンとしてはうれしいかぎりだ。