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抜き鉄歯。

 〈それ以来、私は、女の子たちが髪を赤く染めようが、ミニをはこうが、パンタにしようが、あれはファンテジーだなと思うと納得がいく。よくよく考えてみれば、黒い髪を赤く染めるのは、白い髪を黒く染めるのとちっとも変らない。絵画でも、音楽でも、文学でも、芸術というものはすべてファンテジーなのだ。〉
 
 『木米と永翁』(中公文庫/宮崎市定著)
を読んだ。上の「ファンテジー」を書いたのは七〇くらいのときだが、なかなかカッコイイ爺さんじゃございませんか。

 〈どこの国にも、電話に最も多く用いられる特殊なことばがある。フランスでよく聞かされた電話語にヌキテッパ Ne quittez pas ということばがある。文字通りには、立ち去るな、そこを動かぬように、という意味だが、電話の場合には特に、受話器をそのまま耳にあてて待っていてください、という意味になり、同時に、他の人と代りますから、という意味をも含んで、大へん便利なことばである。代りの人がなかなか出てこぬときは、なんべんでもこのことばを繰り返し言い続ける。私はこれに、抜き鉄歯、という字をあてて覚えた。〉 (「抜き鉄歯」)

 「抜き鉄歯」、あは~、なんだか辞書引いたら出てきそうだなぁ。


 帰りに地下鉄で成増まで。たしかブックオフがあったはず、と思ってウロウロ。けっきょく一時間半くらいかかってやっとこさ見つけました(一〇分もかからない場所だった…)。黄色い看板見つけたときにはちょっと泣きそうに(そのまえに、近くの見覚えある「将棋」って看板の建物を発見した瞬間なんて、「のぉお!将棋ィ!」と小さく叫んでしまった)。そのわりにはあまりなかったが
 『からくり民主主義』(草思社/高橋秀実著)
 『フリッパーズ・テレビ TV文化の近未来形』(筑摩書房/稲増龍夫著)
 『秘密の手帖』(角川書店/いしかわじゅん著)
 『ほとばしる副作用』(文春文庫PLUS/辛酸なめ子著)
 『真ッ赤な東京』(集英社文庫/常盤雅幸著)
を買う。帰りも反対側に出てしまったりして川越街道に出るのに三〇分かかった…。雨も降ってきたので赤塚の「ブ」はあきらめて地下鉄で帰る。まさか方向音痴だったとは。

 『真ッ赤な東京』(集英社文庫/常盤雅幸著)
も読んだ。

 「ナンダロウアヤシゲな日々」で「Look the same 海野弘の目次を旅する 」が発表されてます。
 
 神保町「ダイバー」の「古本寄港市」(二月一三~一九日)、参加店リストはこちら。
 「あらヨット!」「うずしお書店」「着遊屋」「小暮ギャラリー」「古書梅酒」「古書無人島」「シンドバッド」「ゼロシーシー」「千駄木泥棒日記」「退屈文庫」「野窓書店」「バトームッシュ」「夜迷亭(夜酔酊)」「りんどう亭」「古書しゃれこうべ」「ぐるぐる丸」「おしゃれ工房」「えんぴつ書房」。
by taikutuotoko | 2007-02-10 00:24 | 本・雑誌・新聞・書店


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