帰りに神保町「三省堂書店」で
『チャート式情報アクセスガイド』(青弓社/大串夏身著)
を買う。『未来』の一一月号も入手。
早稲田「古書現世」へ本を受けとりに、と神楽坂まで来たところで
向井(BIGBOX古本市の休憩中)さんから「ご飯いっしょに食べない?」という素敵な電話、東西線で高田馬場へ。「とん久」というとんかつ屋でごちそうになる。店員さんが「どうしましょう…」とウロウロしているのでどうしたのか思ったら、ぼくの分のとんかつがどこかへ旅に出た(べつの人に食われた)という……そういう運命の男(もちろん、揚げなおしてくれました)。
『小日本主義 石橋湛山外交論集』(草思社/増田弘編)
を受けとる。一二〇〇円。
食事後、BIGBOXの古本市へ。
『コラム絵巻 20年SPECIAL』(毎日新聞社/中野翠著)
『辛酸 田中正造と足尾銅山鉱毒事件』(中公文庫/城山三郎著)
『言葉の海へ』(新潮文庫/高田宏著)
を買う。五五〇円、一五〇円、一〇〇円。『言葉の海へ』は、いつも(といっても二回だけど)途中で行方不明になるので最後まで読めたことがない。だから部屋には二冊あるはずなんだが…。
池袋の「
古書 往来座」にも寄る。カウンターの上に青いハードカバーの新潮文庫がドカッと山積み、瀬戸さんがシュッシュッと手入れをしているところだった。学校図書館用のなんだって。素敵だ。「わぁ、いいですねぇ、これ」「もう売約済みなんですよ、○さんが全部」、ひょえ~、やるなぁ。
九三、九四年の復刊新潮文庫が何点かあったので見る(和モノだけ)。第一配本分の『諷詠十二月』『福沢諭吉』『釣師・釣場』(九三・一一)、第二配本の『谷崎潤一郎論』(九四・一)、第四配本の『雀の生活』(九四・五)。『雀~』に挟まっていた案内の紙には、〈以後、’94年11月まで隔月限定配本〉とあるから、七・九・一一月と第七回配本まで出たことになる(出たんでしょうか?)。各回一〇数点出てるが、しかし、定価が安いね。この紙が欲しくなったので
『雀の生活』(新潮文庫/北原白秋著)
を買う。五二〇円。
『海の瞳 原口統三を求めて』(文春文庫/清岡卓行著)
も。三一〇円。(八〇〇円)
もし新潮文庫で復刊するとしたら何がいいですかねぇ、瀬戸さん。うーんと、本多秋五『「白樺」派の文学』、中野重治『歌のわかれ』……。荒川洋治『ぼくのマンスリー・ショック』は?石坂洋次郎とかは今どうすか。小林信彦『世界の喜劇人』。深沢七郎『東北の神武たち』、ずんむずんむ!いいねいいね、なんだかんだあーだこーだ。あー愉し。
「7&Y」に、
『映画が目にしみる』(文藝春秋/小林信彦著)
の情報が。一二月上旬予定らしい。