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幻の甲子園。

 日曜に行った池モンバザールでは、『池袋モンパルナス』(宇佐美承著)の単行本が平積みになっていた。ぼくは集英社文庫版を持っているはず、ということで、日曜の夜に部屋を捜索するがどうも見あたらない。今度ゆっくり探すことにして、かわりに
 『モンマルトル/モンパルナス パリ美術散歩』(講談社文庫/向田直幹 写真・文)
を本日(月曜)のお供本に。街の写真は満載(絵はナシ)。眼の散歩を愉しむ。
 
 『失われた球譜』(文春文庫/阿部牧郎著)
も読んだ。一九四二年、朝日新聞に代って文部省が主催し、のちに公式記録から消された幻の甲子園大会を題材にした「ワシントンの陥ちた日」を読んでそういう経緯だったのかと驚く。徳商の優勝メンバーだった主人公(実在のモデルはいない、という断り書きがある)が、戦後初の甲子園(でなくて西宮)大会で、じぶんたちの優勝が“なかったこと”にされているのに気づき……という内容。検索かけると、徳島の20世紀 ~21 高校野球の100年というページがあった。
by taikutuotoko | 2006-03-21 04:14 | 本・雑誌・新聞・書店


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