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「エエジャナイカ」が登場。

 帰りに池袋の「新榮堂書店」に寄って、新潮社のPR誌『波』(一一月号)をもらう。『波』に連載された小林信彦さんの『東京少年』単行本発売にともなう記事アリと、二七日の「東川端参丁目の備忘録」で知ったため。武田徹さんによる永江朗『話を聞く技術!』書評もアリ。

 「ジュンク堂書店」にも寄る。まずは、今回は合併号というかたちの
 『彷書月刊』(一〇・一一月号/彷徨舎)
を。南陀楼綾繁さんの「ぼくの書サイ徘徊録」に待望の「エエジャナイカ」が登場。南陀楼さんがakaheru(北村)さんに会ってきたのは七月だが、なんだかんだで延びノビになっていたもの。
 一部屋古本市で南陀楼さんにあったときに「今度のに載るはずだけど『彷書月刊』はいまちょっとね」というようなことを聞いていたのでどうなるかと思っていた。 

 『東京少年』(新潮社/小林信彦著)
 『極私的東京名所案内』(彷徨舎/坪内祐三著)
 『植草甚一自伝 植草甚一スクラップ・ブック40』(晶文社/植草甚一著)
 『植草甚一研究 植草甚一スクラップ・ブック別巻』(晶文社/植草甚一ほか著)
 『随筆 本が崩れる』(文春新書/草森紳一著)
というようにつづけてカゴに入れていくが、ちょっとこれだけだと「いかにも」すぎて照れくさい。予算オーバーとなるが、二冊追加。
 『ビールと古本のプラハ』(白水uブックス/千野栄一著)
 『洞窟探検入門』(文庫クセジュ/エリック・ジッリ著/本多力訳)
と大散財。あぁ。ジュンク堂発行の『書標』(一〇月号)をもらっておく。

 ジュンク堂では「Aを狙え!!」なる籤引き(細長いトランプ籤を購入金額に応じて引き、Aが出るか、ペアが成立すればよい)を実施中。ジュンク堂オリジナルのブックカバーをもらえる、というやつ。大・小をもらった。


 昨夜は、小林信彦『袋小路の休日』の背表紙に目をやったさい、(そういえば……)と気づく。これに都電荒川線に乗る小説があるよな。あったあった「露面電車」。ぼくは先日はじめて荒川線に乗ったのだった。大岡昇平『成城だよりⅢ』を読んでいる途中だったが枕元に置き、「露面電車」を読んでみる。うん、こういう読書はじつに愉しいもんだな。やっぱり、書が好きなら町(街)に出よう、だ。 
by taikutuotoko | 2005-10-28 21:43 | 本・雑誌・新聞・書店


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