生家?

 『ボクのマンスリー・ショック』(新潮文庫/荒川洋治著)
を読んだ。地下鉄の車内でも読んだのだけど、両隣りに若い女性が座ったもので、この本を読む姿勢はずいぶんと無理をした。写真が、ねぇ。

 このなかの、「長岡 雪国の夏はキスマーク」の終盤に、ぼくの故郷のことがすこし出てくるのだが。

 〈翌朝一〇時のバスで小千谷に向かった。西脇順三郎の生家を見るためである。
 信濃川にそってバスは走っていく。これはたしか、日本でいちばん長い川だったな。水かさはあまりないが、しずかなながれが目をうるおす。
 西脇邸は本町一丁目のバス停の向かいにあった。へいの長さは八〇メートルはあろうか。西脇さんの詩の長さ、さらに詩の寿命は、この長さから出たのかもしれない。〉

 これを読んで「アレ?」と思った。ぼくのあいまいな記憶なのでアテにはならないのだが、西脇順三郎は分家の出で、あの長い塀のある西脇邸は本家のはずではないだろうか?市民でもだいたいのひとはあの家を生家だと思っているが、生家はその近くであって、しかもすでに生家は残っていないのだ、という話をきいたことがある。荒川さんが小千谷に来た当時でも、すでに生家は残っていないように思う。ちがっていたらごめんなさい。

 まぁ、詩のことがよくわからんぼくにとって西脇順三郎、というと、母校(小中高)の校歌の作詞をした爺さん、というイメージだ。
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by taikutuotoko | 2005-10-17 02:04 | 本・雑誌・新聞・書店


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