「ユニクロ」の、ボーッ、ビヨーォ~~~~ォって倍音を響かしているCMを見るたびに、えのきどいちろう著『妙な塩梅』を部屋でさがすのだけど、どうも見つからん。文庫で、たしか四冊くらいは持っているのだが。えのきどさんにホーミー唱法を教えたのって、誰でしたっけ。
(後日、「ブ」で調査。松沢呉一さんでした。「近江商法会」。)
昨夜は
『ホンコンフラワーの博物誌』(本の雑誌社/亀和田武著)
を読んでから寝た。読んだばかりの中山俊明著『ルイジアナ・ママを誰も知らない』からの連想で亀和田さんを読みたくなったためなのだが。
そしたら、吃驚。亀本の七六項にあった〈『ルイジアナ・ママ』〉への脚註は、こうだ。
〈アメリカではまったく話題にならず、日本でのみ大ヒットした。ルイジアナの大学に留学した日本人が、本場ルイジアナの人びとの前でこの曲を歌うという、長いあいだ温めていた夢をいざ実行に移すと、地元の人たちは皆キョトンとしている。俺ァソンナ歌聴イタコトネエダヨ、というわけだ。このエピソードを書名にしたのが、共同通信のカメラマンをしている中山俊明さんという方のアメリカ南部滞在記『ルイジアナ・ママを誰も知らない』(旺文社文庫)である。調べたわけではないが、「ルイジアナ・ママ」などという固有名詞を書名に織り込んだのは、ニッポン出版史上でも、私の『1963年のルイジアナ・ママ』とこの本の二例だけではないだろうか。〉
う~ん、読む本がこんな風につながっていることっていうのはちょくちょくあって、オッと思う。
などとブログに書くつもりで帰宅し、夕方のニュースをつけたところ、いきなりニュオリン(「ルイジアナ・ママ」風)の警官による市民暴行の映像が。う~む。
あのハリケーン被害の映像の凄まじさは怖ろしかったが、行方不明のち救出のファッツ・ドミノに、まだ生きているひとだったんだ、と少し驚いたりした。
本日のお供本だった安岡章太郎『アメリカ それから』(角川文庫)のつづきを読んでいるところ。ノドと鼻の調子がわるい。頭痛はしないからいいや。
アッ、そうだ、知り合いから読みおわった『Number』をいただいた。タイガース優勝カンケイの特集だ。ありがとさんです。