「素敵な活字中毒者」たち。

 たとえばブックオフに行ったとしても、椎名誠さんのコーナーをじっくり見る、ということはあまりない。(椎名さんは好きだけども)。
 だからか、三月一四日の「エエジャナイカ」(のコメント欄)を見るまで、この本の存在に気がつかなかったのだ。いそいでブックオフで探して買ったのだけど、いやぁ、これはオトクです。 

 『素敵な活字中毒者』(集英社文庫/椎名誠選/日本ペンクラブ編)
を読んだ。本・読書にかんするエッセイや小説のアンソロジー。一九八三年刊。 
 (そういえば、集英社文庫の「日本名作シリーズ」って、けっこうグッとくるのがおおいよなぁ。こんどから意識して集めようかな。)
 
 とにかく、収録作が盛りだくさん。読んだことあるものも多いけど、何度読んでも愉しいもんだ。

 山口瞳「活字中毒者の一日」、武井武雄「愛書人行状記」、田辺聖子「本を食べる」、石川喬司「何のために小説を読むか?」、内田魯庵「書盗」、植草甚一「JJ氏と神田神保町を歩く」、大岡昇平「冬眠日記」、殿山泰司「一九七八年(一月~六月分)、井上ひさし「行きつけの」、鶴見俊輔「大衆小説に関する思い出」、小林秀雄「讀書について」、紀田順一郎「書痴論」、野呂邦暢「本盗人」、開高健「古書商・頑冥堂主人」、江戸川乱歩「活字と僕と―年少の読者に贈る」、高田宏「本の中へ 本の外へ」、野坂昭如「万引千摺り百十番」、夢野久作「悪魔祈祷書」、澁澤龍彦「文字食う虫について」、江國滋「いちばん熱心に読んだ本」、椎名誠「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」。
 そして、目黒考二・鏡明・椎名誠「鼎談解説」。

 ひさしぶりに読んだけど、やっぱり殿山さんはサイコウだ!と思ったね。

 そのほか
 『浅草のみだおれ』(三一書房/吉村平吉著)
を読んだ。吉村さんは亡くなったばかりだが、くわしくは三月七日の「ザ大衆食つまみぐい」をどうぞ。
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by taikutuotoko | 2005-03-20 00:51 | 本・雑誌・新聞・書店


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