アレができない。

 ぼくもまさか、「卑弥呼」がそういうことだとはおもわなかった。ほんと、すんごくおもしろかったんだけど、どう紹介しようかな。

 『卑弥呼』(新潮文庫/久世光彦著)
を読んだ。葉っぱ64さんのオススメで、千人印の歩行器(十月七日)で紹介されているので、どうぞ。

 内容はというと、えーと、カオルとユウコのあいだには、深くて暗い河があって、アレがナニで、ふたりは気まずい。そういえばアレはいろんなアレで、じゃあそれをあつめて統一しちゃおうかな、なんてユウコはがんばるんだけど、ユウコもお腹が痛くなってもうたいへん。カオルのお祖母ちゃんは博覧強記で、でも急に安室奈美恵を歌いだしたりするようなひとで、ユウコが中野翠さんが好きだというと、雲井龍雄は松本翠で、ていねいにも藤沢周平の『雲奔る』が文春文庫だってことまで教えてくれる。若いふたりのおかげでお祖母ちゃん、コネリーさんにも出会えたのだけど、こっちはこっちでたいへんなのです。

 とまぁ、あんまり内容にはふれないのは、あんまり予備知識がなく読んだ方がいいからなんだけど、とにかくわらえるし、せつないし、お祖母ちゃんが口をひらけば本のタイトルがいっぱいでてくるし、音楽だって、玉置浩二に陽水に拓郎に西岡恭蔵の「プカプカ」まで流れるんだから、ウレシイじゃないの。
 
 それに、ユウコもカオルも、みんなみんな、なんて愛しい奴らなんだろう。

 ちょっとはなしはかわるけれど、西岡恭蔵さんの「プカプカ」、さいきんはけっこうカラオケで歌えるんだよね。西岡さんではいってなくても、福山雅治さんがカバーしたそうで、福山さんのところにはいってたりするわけ。福山さんには感謝していて、シオンの「SORRY BABY」も、彼のところにはいっているのはありがたいなあ。 
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by taikutuotoko | 2004-10-10 20:36 | 本・雑誌・新聞・書店


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