木村衣有子さんから新宿ジュンク堂のトークに出るのだときいた。新宿東口「
ベルク」・迫川尚子さんの『食の職~小さなお店ベルクの発想』(P-Vine Books)刊行記念イベントで、迫川さんと井野朋也(『新宿駅最後の小さなお店ベルク』)さんというベルク夫妻に木村さんが話を聞く、というかたちなのかな。ちょうど、平井玄『愛と憎しみの新宿』(ちくま新書)で「ベルク」や迫川さんの写真集『日計り』のことを読んだばかり。バスで、たまにしか行かない新宿まで出て、ジュンク堂で予約をすませ、昼めしをはじめての「ベルク」でとった。なんだ、いつもとなりの立ち食い蕎麦屋でてきとうにすませながら、「楽しそうな店があるなぁ」と思っていたそこが「ベルク」だった。
『食の職~小さなお店ベルクの発想』刊行記念トークイベント
迫川尚子(ベルク副店長)×木村衣有子(文筆家)×井野朋也(ベルク店長)
日時:2010年10月1日(金)18:30~(開場18時) 入場料:1000円 (1ドリンク付き、試食試飲あり)
場所:ジュンク堂書店 新宿店 8Fカフェ 予約:7Fカウンター、TEL 03-5363-1300
都営新宿線で神保町へ。東京堂へ行くと、日時を記憶ちがいしていてあきらめていたトークイベントにおもわず出くわす。5分前なのであわてて会場へ。混んでいたけどなんとかもぐりこむ。
『階段を駆け上がる』(左右社)刊行記念 鴻巣友季子氏×片岡義男氏 トークイベント
「運命が生まれるとき」
生ヨシオである。
70歳。
若い(50代ですな)。かっこええ。身長はあまり高くないけど。そんでもって、鴻巣さんがまたこれがたいへんお綺麗であります。ただ、私がふたりのお姿を見られたのは入場のときとトーク終了後のみ。壇がなくてイスがまっすぐ、中央列の後ろ側となると前のひとの頭しか見えない。おふたりの、これがまたイイ声!であるのをラジオだと思って聴く。そういえば片岡さんはラジオもやっていましたからねぇ(聴いたことはないけれど)。
頭と頭のあいだから、鴻巣さんが持参したヨシオ本の山だけが見える。付箋がいっぱいだ。鴻巣さんのよく準備された質問とヨシオの渋い声(文声一致!)の回答がつづく。鴻巣さんがヨシオの小説ついて「関係が関係になる前の関係を書くのが上手い」と言っていた。人称についてのはなしから
毎日新聞の堀江敏幸さんによる書評についてはヨシオ、「ついにでた」との感あり、とのこと。翻訳家である鴻巣さんとの、いわゆる「翻訳文体」と呼ばれるヨシオ文体についてのやりとりはおもしろかった。サインいただいて帰る(ヨシオだなんてすみません、大好きです)。
そういえば新宿ジュンクでもらってきたもの。映画化された吉田修一の『悪人』について、文庫サイズで80Pもある「いちばん好きな場面を教えてください」というフリー冊子があって、読んでなくてもなかなか楽しめます。
「わめぞ」でも注目のトークイベント!!!
9月19日(日)、
「鬼子母神通り みちくさ市」と同時開催です。
『活字と自活』増刷&『書肆紅屋の本』刊行記念
ワメトークVol.7
「ぼくたちが見てきた『本のお仕事』」 荻原魚雷×空想書店 書肆紅屋
日時:2010年9月19日(日)13:00~14:30(開場12:30)
※同時開催のみちくさ市が順延になってもこの日に開催します。
会場:旧高田小学校1階 ランチルーム(東京都豊島区雑司ヶ谷2-12-1)
募集人数:30名 入場料:500円
※お名前
※人数(別々に御来場の場合は全員のお名前をご記入ください)
※電話番号(携帯だと助かります)
をご記入の上、下記メールアドレスに送信してくださいませ。
wamezo.event●gmail.com
(●を@に変えて送信してください)
「朝日新聞」
著者に会いたい 活字と自活 荻原魚雷さん
『活字と自活』(本の雑誌社)
ブログ:「
文壇高円寺」
『書肆紅屋の本―2007年8月~2009年12月』(論創社)
ブログ:「
空想書店 書肆紅屋」