人気ブログランキング | 話題のタグを見る

オタク黎明期の証言。

 「オタク」関連の本、というのは、いろいろと目にする。ぼくも気になって、いくつか読んでみるのだけど、ひたすらオタク礼賛みたいなノリの本や、わかるひとしか相手にしていないものだと、ちょっとついていけない。その点、これはいいな。

 『トンデモ創世記』(扶桑社文庫/唐沢俊一・志水一夫著)
という対談本を読んだ。「第一次オタク世代」だという著者たちは、「と学会」でもおなじみだし、唐沢さんの古本に関する著書はぼくもいくつか読んでいる。

 ぼくは、マンガもアニメも、ほとんどわからないのだけど
 「オタクとは身の回りにあふれるモノを通じての、世界理解のひとつの形である。理論、理念で実際の社会を分析するのでなく、今現実にそこにあるモノを通じて世界を見、認識し、そして語る人々を指す。」
なんていうふうに〈序文〉でいわれると、そういうものか、と妙にわかるような気になるね。

 一章では、かれらの若いころからの活動が、そのまま「オタク文化」の発生と成長の歴史そのものだ、ということが、なんとなくわかる。なんというか、深い世界だねぇ。
 
 二章は、「と学会」関係。ぼくなどは、「と学会」の本を読んではじめて、「トンデモ本」のすごさや、それをこうやって愉しむんだよ、ということを知ったようなものだ。でも、たんにバカにする、ということではないから、いいのだろう。

 あと、なかなか興味ふかかったのは、さいごの方で、ライター稼業の裏話がきけた部分。ワープロ導入がどんな影響をもたらしたか、とか。そのヘンだな。 
by taikutuotoko | 2004-09-19 11:37 | 本・雑誌・新聞・書店


<< 本を買わなきゃ散歩にならぬ。 「自分で道を切り拓く」。 >>