<   2008年 07月 ( 14 )   > この月の画像一覧

 帰り、新潮文庫の『チェーホフ・ユモレスカ 1』でも買うかと寄った「岩波BC」で、
 『男の隠れ家を持ってみた』(新潮文庫/北尾トロ著)
の方を買う。いや、じつは財布に五〇〇円しか入ってなくてチェーホフには足りなんだ…。
 『男の~』、イッキ読み。友人に「おもしろい本を読んだぞ」とメールす。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-29 02:21 | 本・雑誌・新聞・書店

 めずらしく午前から風呂に湯を張る。いっぱいになる前に近所の酒屋(客が糠床をわけてもらう相談にきていた)で缶と大瓶のビール、それからここでは自家製のパンを焼いているのでチーズのパンも買って、ほおばりながら帰ってくるとお湯がちょうどいい高さに。入浴剤も投入。今日はすこし熱めにしてみたんだ、夏はこれがタマランよなぁ。うぃぃぃぃぃぃぃー、と入る。たっぷりと汗をかいたところで少し水でうめて、『雲の上』のバックナンバーを持ち込んで風呂で読む。ノドが渇いたら缶ビールを出してきて飲む。読む、飲む、つかる。うへぇhぇhぇhぇhぇhぇ。おほoほoほoほoほo~。たっぷり一時間以上風呂を愉しんだあとは、オクラを茹でて瓶ビールを。うひぃ!これ、ぜんぶ午前中の話。あとはいちにち寝っころがって、そのまま昼寝したり若山牧水の『みなかみ紀行』を読んだり。夜は涼しくて過ごしやすくて、スーパーで三割引で買ってきた刺身で晩メシにして、ああ、なんて休日。

 『国語辞典の名語釈』(ちくま学芸文庫/武藤康史著)
を読む。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-28 02:02 | 本・雑誌・新聞・書店

 ビュッ!! まさか神保町の街中で弓矢に射られるとは思いもよらなかったが、矢は私の顔からわずか数十センチの木柱に突き刺さった。わっ!コロされ…と、よく見てみると矢羽のところが本のようにページを捲れるようになっており、なにやら文章が書き付けてあるではないか。こ、これは!
 探偵業がなかなかお金にならずしばしば電話を止められてしまいがちな本街探偵氏が、依頼者との連絡用に使用する矢文、ならぬ矢本ではないか。

 「矢口書店ノ棚ノ上ニ、例ノ本ガ在ッタ。文夫ガ俊郎ノコトヲ書イテイル、参照セヨ。古イ『映画評論』ノ奥付モ確認スルベシ」

 例の本、とは『『映画評論』の時代』(マガジンハウス)のことだろう。新刊本屋でも売っているが、『映画評論』の現物と一緒に見られるのなら古本屋の方が確かによい。靖国通り沿いの矢口書店にはほとんど入ったことがなかったが、どれどれと扉を開けてみる。おっと、たしかに棚の上の方にブ厚い『『映画評論』の時代』が。脚立を使って手にとってみる。フムフム。高田文夫の「俊郎おじさんと「映画評論」」、二ページだけだけども、ちゃんとあるなぁ。
 どこまで信用していいかわからないような感じだが、高田文夫の「おじさん」が「高田俊郎」で、『映画評論』の「編集兼発行人」だったことは確からしい。脚立の上での立ち読みはほどほどにして、反対側の棚にある『映画評論』をチェック。時代によっては版元の常務だったり、「俊雄」と誤植されたりしているが、しっかりと「編集兼発行人 高田俊郎」の名を奥付に確認できた。

 さて、帰宅してブログを見ると岡田さんが『『映画評論』の時代』を図書館で借りてきてくわしく書いてくれている。なーるほどねぇ。ありがとうございます。

 「高田文夫は保の甥」説への疑問から岡田さんの助言、本街探偵氏によって浮上した疑惑の男・・・、そして岡田さんによる解決編、とつづいてきて、高田保の身内関係の調査までは至らなかったものの(本探氏も“貧乏暇ナシ”で時間が取れないらしい)、いちおうの結論が出たと考えていいだろう。高田文夫についての雑学としては、

 【高田文夫の身内親戚は出版関係者が多く、『映画評論』の「編集兼発行人」だった人物もその一人。文夫の本名・文雄は父が親交のあった丹羽文雄からとったもの。】

くらいが妥当だと思う。高田保も出版・映画関係者だが、いくつかの点で親戚とは見なし難い。


 『金子光晴詩集』(岩波文庫/清岡卓行編)
 『現代短歌 そのこころみ』(NHK出版/関川夏央著)
を読む。


 「南部ゲンダイ」、担当者「古書窟揚羽堂」さんの任期満了で更新も終了とのこと。〈これまでの南部ゲンダイはこれで終わりですが、8月からは新しい機関誌部による、タイトルも形式も新たな素晴らしい南部ブログが始まります!〉とのことだが、窟揚羽堂さんファンには残念でしょう。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-27 01:56 | 本・雑誌・新聞・書店

 旧知の間柄である本街探偵氏に連絡をとる。この事件のいきさつと疑問点を説明し、岡田さんからの助言の内容を伝えると、本探氏は「なるほど見えてきたよ、タイクツ君。君は岡田さんに感謝しなければいけない」と言った。調査の中間報告が届いたのはそれからすぐのことである。

 「例の件だが、【高田俊郎】という人物がどうやらアヤシイようだ。『キネマ』『新興映画』『映画評論』といった古い映画雑誌の編集、発行人等としてその名を見ることができる。まぁ、まだ指先を遊ばせただけの調査だがね。文雄と俊郎の関係についてだけでよければ、もしかしたら『「映画評論」の時代』(マガジンハウス/佐藤忠男・岸川真編著)という本があれば解決する話かもしれん。だが、俊郎と保のつながりとなると、ウム、もう一調べ必要というところだろう。」
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-24 23:34 | 本・雑誌・新聞・書店

 体調回復、ビールも飲んだ。

 神保町すずらん通りの「中山書店」、八月末で閉店とか。セールの貼り紙がしてあった。そういえば近くにあった「Sバーミヤン」がこのあいだ閉店、ぼくはあまり使わなかったが、友人が昼メシに困るとボヤいていた。神保町の昼メシ事情ねぇ…、ん?「飯塚利昭 のホームページ」というサイトの神保町昼食ニュース(月刊)というのを見つけたがおもしろいぞ。

 「ブンケン・ロック・サイド」で
 『「夏目漱石」入門」』(講談社現代新書/荒正人著)
を、一〇五円で。サイン入り。

 池袋の「ジュンク堂書店」へ。坪内祐三『東京』(太田出版)やら栗原裕一郎『〈盗作〉の文学史』(新曜社)あたりの話題の新刊をチェックしてから三階へ。んっ、白夜書房の「白夜ライブラリー」って何ですか?
 『東京大学「80年代地下文化論」講義』(宮沢章夫著)
 『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった』(菊地成孔著)
の二冊が出ていた。菊地本の解説は坪内祐三。価格帯は平凡社ライブラリーくらいなので、ふつうの文庫みたいに気軽には買えないか。
 『昭和三十年代の匂い』(学研新書/岡崎武志著)
が出ていたので(正確にいうと、まだ箱の中にあったのだが)さっそく購入、『アスペクト』の新しいものも入手する。

 
 二一日の「ヤスlog」を読み、〈片岡義男は義男星から来た義男星人だと確信した。〉〈彼はイイ大人である前に義男星人なのだ!〉に大いに笑う。あー聴きたかった。


 今年も豪華な日本近代文学館の「夏の文学教室」。ぼくは行けないのだが、選ぶなら何日がいいかなぁ。
七月
 二八日:鹿島茂・藤田宜永・赤瀬川原平
 二九日:田中優子・古井由吉・小林信彦
 三〇日:黒岩比佐子・堀江敏幸・高橋源一郎
 三一日:梁石日・山田太一・出久根達郎
八月
  一日:安藤宏・穂村弘・町田康
  二日:吉増剛造・糸井重里-中沢新一(対談) 


 ハリーの魔法で休日が消えちゃった。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-23 03:03 | 本・雑誌・新聞・書店

 あるブログのコメント欄で〈高田文夫さんは、確か高田保の甥だったはず〉とあるのを見たが、うーん、ほんとうかな。高田保は一八九五(明治二七)年、茨城県の生まれ。生家は代々、藩主の祐筆をつとめた武家だったというから旧家といってよく、父は代書人(今でいう行政書士)でその三男だと文学事典にある。大学は早稲田だから東京で暮したろうが、晩年は神奈川に住んだようだ。高田文夫さんは本名高田文雄で、あれ、『テレビ・タレント人名事典』には出身地は載ってないか、まぁタレント名鑑を見ればやっぱり東京都の出身で、一九四八(昭和二三)年生まれ。一八九五年に生まれて、一九五二年に亡くなっている人の甥が一九四八年生まれというのは難しい気がする。何かしらの遠縁というならわからなくもないけど、同じ高田姓とはいえ、茨城の旧家の高田家と、東京弁の高田文夫の高田家では、うーん、あんまりつながりがあるようにも思えないのだけど。


 三日間も寝て暮らすと、本屋・古本屋に行きたくてウズ、ウズッ、としてくる。んがっ、だいぶよくはなったといえ、腹痛で二日も仕事を休んだ身であり、かつ、出席するはずであった友人の結婚式(のあとのパーティー)をパスしての今日、この身体である。おとなしくせねばならん。
 というわけで、ここは古本(購いまくり)エッセイの
 『古本泣き笑い日記』(青弓社/山本善行著)
を読む。可笑しくて(哀しゅうて)、腹の痛い身にはしんどい読書だが大いに愉しむ。


 そして……、悪い!花嫁の旧姓Sよ。 このあと私は江古田の古本屋に行ってしまった。新婦の貴女の祝いの席でなく古い本を贖いに逆方面へ歩いていってしまった。身体は辛かったが心も痛んだ。コンビニのトイレに二度も駆け込んだのだ俺だって辛かった、許してくれ。けっして会費七〇〇〇円に怯んだのではないぞ、『古本泣き笑い日記』という本が悪い。昨晩なんてしんどくて朝五時まで眠れなんだ、それくらい大変だったんだ。江古田なんて行きたくなかった!
 ところで旧姓Sよ、あたらしい苗字はT田だそうだが、高田保とはなにか関係が…。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-21 02:35 | 本・雑誌・新聞・書店

 平均睡眠時間四時間の男が丸二日間も横になっていると、さすがに身体がつかれてくる。読書も少ししかできないので、ラジオをよく聴いた。ラジオのレポーターやってた若いころの久米宏。鰻屋の座敷を借りて中継、鰻、梅干、鰻、梅干、鰻……と喰って、そのまま座敷で二、三時間横ンなる、「なーんともなかったね」。うーんしみじみと馬鹿馬鹿しくて、好きだナァ。
 食い合わせの悪いといわれる鰻と梅干だが、じっさいはどうということもないらしい。油っぽい鰻にさっぱりした梅干、いっしょに食べたら「また鰻が食べたくなっちゃう」、食べ過ぎたら身体に悪い、とまぁ、そういうことなんじゃないかと。この夏、鰻をたんまり食べたい、という御仁は梅干といっしょに召し上がってはいかがか。
 で、ゲストは梅佳代。なんでも父親の名前が「ヒコジュウロウ」(彦十郎?)というらしい。梅彦十郎かぁ。

 いつもはノド風邪ばかりなので、腹痛の薬が部屋にない。仕方ないので緊急物資隊出動を要請(知人に持ってきてもらう)。「民間療法で、腹痛には黒糖をお湯で飲むといい」というので、「黒糖焼酎があるからお湯割ができる」というと怒られた。あー、ビールが飲みてぇ豚カツが食いてぇアイスも欲しい。鰻丼が喰いてぇ。

 腹の調子が少しマシな時に、いくつか短編小説を拾い読み。あと、途中だった
 『短歌 物体のある風景』(本阿弥書店/小池光著)
を読みおえる。
 
 〈打ちのめされてやをら取出す菠薐草俄然ポパイは力充ち満つ〉

 菠薐草にふられたルビは「スビネッジ」、これはホウレン草のことだそうだが、作者はなんと、「山月記」「李陵」の作家・中島敦。意外な感じがしなくもないが、将棋や野球、登山麻雀園芸…と多趣味な人だったそうだ。 


 〈春の夜の電柱に
  身を寄せて思ふ 
  人を殺した人のまごころ〉

 〈色の白い美しい子を
  何となくイジメて見たさに 
  仲よしになる〉

 夢野久作は短歌もじつに、らしい。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-19 22:29 | 本・雑誌・新聞・書店

 腹痛で寝こ、んでばかりもいられずトイレと布団を行ったり来たりする。ただ、どうしても野茂引退記事の新聞が欲しいので、三〇〇メートル先のコンビニまで長征。朝日とサンスポを購入。ベティ逮捕の記事に〈「ニューハーフ」という言葉の“生みの親”はサザンオールスターズの桑田佳祐〉という説が紹介されているが本当かしら。
 それにしても腹が痛い。思い当たることといえば、先日、往来座でピッポさんに会って少し話したのだけど、なにか釈然としない表情をしていたなぁと翌日の電車でぼんやり考えたのだが。ああっ、と気づいたのは、ピッポさんが小島信夫の話をふったのにぼくは庄野潤三のことを答えていたのだった。それに気づいてからずっとお腹が痛い。そうでなければ、岩波文庫の『金子光晴詩集』を買ってぱらっと読んだのがお腹に来たのだろうと思う。

 新潮文庫の『伊東静雄詩集』で読んだ「都會の慰め」が気に入ってこの頃ちょくちょく読む。旧字だから引き移すのがメンドウだなと思ったけど「つれづれの文車」というサイトに掲載されていたのでリンク。
 
 テレビ欄に〈のび太よりもダメな転校生がやってきた〉とある『ドラえもん』も気になるけど、うむ、おとなしく寝ていよう。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-18 15:44 | 本・雑誌・新聞・書店

蟹ダンサー多喜二。

 asahi.com魅惑の「落第ダンス」、の「蟹ダンサー多喜二」。紙で読んだけど、今朝(一六日)の『朝日新聞』ではこれがおっかしかった。WEB版の記事には写真はないが、
 〈ボクデス(小浜正寛)。代表的な演目の「蟹(かに)ダンサー多喜二」は、黒眼鏡、黒スーツの男が、ジェームズ・ブラウンやアバなどのダンスナンバーに合わせて踊る。両手と頭の上には、生のズワイガニ。カニの10本足が、確かに踊っているようにシェークする。 〉
 蟹工船、ブームでありますなぁ。

 『中野重治詩集』(岩波文庫)
 『随筆入門』(新潮文庫/吉田精一著)
を読む、いまは『短歌 物体のある風景』(本阿弥書店/小池光著)を。

 本屋で文庫を眺めていると『明治少年懐古』(ウェッジ文庫/川上澄生著)、『天然老人』(アスキー新書/秋山祐徳太子著)などの想定外のものがちらほら。ちくま(学芸)文庫で欲しいものが多いから悩む。散歩途中に「古書往来座」、『現代詩を求めて』(現代教養文庫/村野四郎著)を買う。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-17 01:16 | 本・雑誌・新聞・書店

 日曜。東川端さんに誘ってもらい、u-senさん(「正式の証明」を一部限定公開中)に会う。某イベントにあわせての東京滞在で、その最後、新幹線で帰る前に靖国神社の みたままつりに寄る、とのことだったので東川端さんが声をかけたとのこと。u-senさんとは、いちど「書肆アクセス」ですれ違ったことがある。顔を知っているわけでないのに、あ退屈だと気づいたらしい。鳥居近くのテントでビール飲みながらいろいろと話す。  あっ、もう出勤時間なんで。
[PR]
by taikutuotoko | 2008-07-14 06:39 | 本・雑誌・新聞・書店