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所さん、それは悪趣味です。

夜九時台、テレビがイマイチなので、ラジオをつけていた。所ジョージさんの番組で、新聞でもめくりながら、なんとなしに聴いていたのだが。

 所さんは、免停中なのでヒマでしかたないらしい。それで、ハリボテをつくって遊んでいる、とか。ここまでは、ほとんど気にもとめていなかった。

 「こしょ?ふるがき?とにかく古書をさ……」というような声が聴こえたので、おもわずラジオの方に集中してみた。あれ、所ジョージも古書に興味あるのかな、なんて。

 だが、彼が言っていたのは、何万円もするような古書、江戸時代のとか、を買ってきて、それを破ってハリボテに貼るのがおもしろいんだ、とかそんな内容である。ええっ、と驚いた。

 北野武さんからもらった絵に描かれてある「牛魚」というオリジナルの生き物(?)を、ハリボテで立体的に造る。武さんのだから、とくに高い古書を貼るんだよ、とか。江戸時代の、年貢がどうとか書いてあるやつなんだぜ、それを破るんだから、わたしが歴史を消しちゃいます、なんてことを愉しげに、自慢げに話していたのだ。

 うーん、これは、趣味が悪い、としか言いようがない。彼が破って遊んだ「古書」が、いかなるものかはわからない。でも、わざわざ高いモノをそのために買ってきて、歴史を消しちゃいます、なんて言っておちゃらけるのは、悪趣味だ。
 高いものだから大事にしろ、というのではなくて、自分はよく知らないけど高い(価値がある)モノらしいぜ、じゃあそれを買ってやるからクダラナイことに使ってやろう、という発想が悪趣味だ。

 わたしみたいに古書でやらなくても和紙でやれば安くすむ、古書でやりたいならネットでも売っているしそういう店もある、おもしろいからやってみなさいよ、そんな感じでリスナーにも勧めていたが、こんなバカなことを広められるのは真っ平ゴメンだよ。

 所ジョージが店に来ても、けして古書は売らないでください。
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by taikutuotoko | 2005-01-31 22:48 | 本・雑誌・新聞・書店

芦田均とロシアの女。

 きのうの夜遅くに手をつけたらやめられなくって、読みおえたと思ったらもう朝でね。ほとんど寝ていないもんだから眠たくって。

 『政治家の文章』(岩波新書/武田泰淳著)
を読んだ。前々から読みたいなと思っていたのだけど、おもしろいねぇ。一九六〇年刊、このときの定価は一〇〇円。

 取りあげているのは、宇垣一成・浜口雄幸・近衛文麿・重光葵・徳田球一などといった政治家の文書で、武田泰淳がそれをどう読んでいるか、は各自で確認してもらうとしよう。(有名な新書なので、読まれた方もおおいかな)。

 ここでは、戦後には首相もつとめた芦田均が、若いころ、外務省の役人としてロシアにいた、その回想の文章を、ご紹介。これだけを引用してもしかたないのだけど、でもちょっとおもしろいのよ。

 ところは、パストホフ家(という貴族?とにかく金持ちである)の別荘、相手(マリー)はその若夫人だそうで。

 〈マリーは心もち首をかしげてにこつと笑つたが、直ぐ真面目な表情をとり戻して云つた。
 『外国人にはどこまでロシアの女が理解されるかと疑ふことがありますのよ。ロシアの婦人は肉感的だとか、官能的だとかいふけれども、一番大きな要求は「心」なんです。熱情を求めるんですよ。単純な愛、小説に書いてあるやうな恋愛ぢゃなくてね。だから一度男に迷つたら、永久に迷ひこむといつた一本調子なんです』
 『然し早く熟して早くさめるといふ一面もあるのではないかしら……』
 『過去のことは過去、無かつたと思へばいゝんでせう。それが熱情のないといふ理由にはなりませんわ』
 風につれて遠くの合唱の声がかすかに聞える。P君(彼女の夫)の弾くピアノの音は、いつの程にか消えてゐた。マリーはやゝ熱を帯びた声で云つた。
 『女友達に親しめば親しむ程、友情と恋愛の境界が判らなくなる考へませんか』
 『さうでせう、だから其一線を越えないことが異性の自制力によるといふ訳です』
 すると彼女は、
 『だからアナタはイギリス型だと云はれるんですよ』
 やゝ冷かに私を見下して椅子から起上り乍ら腕時計をちらと見て、
 『もう十二時近くね』〉 
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by taikutuotoko | 2005-01-31 20:15 | 本・雑誌・新聞・書店

虫眼鏡でじっくり見たい。

 う~ん、虫眼鏡が欲しくなっちゃうナァ。

 『カバー、おかけしますか? 本屋さんのブックカバー集』(出版ニュース社/出版ニュース社編)
を、とりあえず見てみた。あとでじっくりと見直すつもりだけどね。(虫眼鏡で細かいところも見たい)。書皮友好協会協力、というかたちで、今月出たばかり。

 「書皮」というのは、書店でかけてもらえるブックカバーのこと。中国では「シューピ」と読むとか。
 ブックカバーのファンクラブを創ろう、という話になったとき、中国語の「書皮」っていうことばをつかうことにしたそうなのだが、〈「中国語でいくなら、受けることばは友好協会しかない」〉というんで「書皮友好協会」(一九八三年発足)になったんだって。あはは、いいねぇ。

 その会員たちが毎年選ぶ「ブックカバー大賞」に輝いた二〇点をはじめとして、一九一点がカラーで掲載されている。折り込み線が見えたりして、ああじっさいに本をつつんでいたのだな、という感じがうれしい。
 紀田順一郎さんや会員による文章も載っていて、もっと文書があってもいいのにな、とおもうほど、愉しげな感じが伝わってくるのがイイな。

 会員だというゆうたさんは、購入時に、こんなことがあったそうで。おもしろいね。

 もう一冊、虫眼鏡が欲しくなった本が 
 『本棚が見たい!』(ダイヤモンド社/川本武著/津藤文生・大橋弘 写真)
で、『ダイヤモンド・エグゼクティブ』という(ぼくにはまったく関係なさそうな)雑誌で連載されていた「本棚探検隊が行く」の単行本。一九九六年刊。

 著名人の本棚の写真と、インタビューが載っていて、読書遍歴や本への接し方などがわかってしまう、という内容。
 どんなひとの本棚が公開されているかというと……

 筒井康隆・内藤陳・山田風太郎・荒俣宏・高村薫・村松友視・吉村昭・高橋克彦・畑正憲・和田勉・阿刀田高・ジェームス三木・安部譲二・山田太一・細川護熙・上之郷利昭・竹中労・日下公人・吉村作治・市川森一・夏目房之介・紀田順一郎・堀田力・秋元康。

 もちろん、本棚の一部であるし、蔵書のごく一部なのだろうけど、それでも本好きにとってこんなうれしいことはない。気になるでしょ。内藤陳さんのは、ドバァーと横積みで、「震度3までなら大丈夫」だそうです……。
 
 自分ともっとも距離のある本棚の持ち主は吉村教授のだったけれど(なにせ洋書ばっかり)、さすがに考古学者は言うことがちがうね。
 〈「ひょっとすると自分は生涯必要としないかもしれません。だけど、何世紀か後に誰かが必要とするかもしれない。本とは、そういうものじゃないでしょうか」〉 

 竹中労さんの本棚に、『日本の喜劇人』『世界の喜劇人』中原弓彦(小林信彦)、『大阪の笑芸人』香川登志雄、『バカな役者め!!』殿山泰司が並んでささっているのを見て、ファンとしてはうれしかった。
 写真だけ先に撮ったが、インタビューをするまえに亡くなられたというから、最晩年の本棚、ということになるだろう。竹中労のやりのこしたことが、ここには示されているのかもしれない。
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by taikutuotoko | 2005-01-31 01:14 | 本・雑誌・新聞・書店

ひさしぶりの上板橋、おっと、古本屋見っけ。

 『カバー、おかけしますか? 本屋さんのブックカバー集』(出版ニュース社/出版ニュース社編)
を、コンビニで受けとった。

 そのあと、江古田へ昼メシを食いに行った。「お志ど里」で、モツ煮込み定食(五一四円)を腹に入れて、店を出たらブックオフの看板が見えるんだな、これが。買うつもりはなかったけれど、いちおう行ってみることに。

 で、けっきょく買ってしまった。意志が弱いナァ、もう。
 『話し上手 聞き上手 〈エッセイ 大人の時間〉』(新潮社/遠藤周作編)
 『遊びなのか学問か 〈エッセイ 大人の時間〉』(新潮社/丸谷才一編)
 『モンローもいる暗い部屋 〈エッセイ 大人の時間〉』(新潮社/和田誠編)
 『ゴシップは不滅です 〈エッセイ 大人の時間〉』(新潮社/野坂昭如編)
が、それぞれ二五〇円。
  『鞄の中身』(講談社文庫/吉行淳之介著)
が、一〇五円。

 いちど家に戻ったけれど、日曜はラジオを聴くんで本も読めないから、ひさしぶりに上板橋をぶらぶらしようかなと、また出かけた。まずは林屋書店(古本屋)を見たけれど、買うものはナシ。
 
 駅のあたりをふらついていると、「BOOK STYLE」という古本屋を見つけた。へぇ、上板橋ぽくない古本屋だなぁ。まだ出来て数年、という感じ。いままで気づかなかったよ。さっそく入ってみる。
 
 買ったのは
 『回顧七十年』(中公文庫/斎藤隆夫著)
 『活字三昧』(角川文庫/目黒考二著)
が、それぞれ二〇〇円。
 『本棚が見たい!』(ダイヤモンド社/川本武著/津藤文生・大橋弘 写真)
が、五〇〇円。

 雑誌が多い店だ。二階もあるんだけど、階段が奥の方にあって、客は上がれないっぽい。店員に聞いてみたところ、通販でアイドル写真集なんかを売っているのだそうだ。なるほど、二階はその倉庫かな。ちょっと洒落た建物でした。 
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by taikutuotoko | 2005-01-30 17:21 | 本・雑誌・新聞・書店

遅刻のワケは。

 池袋で新年会、たいして酔わず。NHK「ラジオ深夜便」の演芸特選(浪曲であった)を聴きながら、徒歩で帰宅。
 
 この集まり(大学のときのゼミ仲間)は、飲み会の集合時間をまもらんヤツばかり。それが、きょうは珍しく集まりがいい。やれば出来るじゃないか、とおもったら、やっぱりひとり遅れてきた。
 
 遅刻してきた男に理由を問いただしてみると
 「ある銭湯のまえを通ったら近々廃業すると書いてあったんで一ッ風呂浴びてきた」
とのこと。なぜか皆、納得して文句いわなかった。

 それにしても、いつまで「新年会」を名乗っていいものなのかワカラン。幹事にそういうと、「一月中にやる飲み会は新年会なんだよ、文句いうな」だって。ニャロウ、去年は一月に「忘年会」やったじゃねえか、年末にできなかったから、とかいって。それでもって、その翌週に新年会だったけな。まぁ、いいか。

 えーと、読みおえた本(いやじつはまだ途中だけど、寝るまでに読みきってしまうつもり)は
 『[増補]オフサイドはなぜ反則か』(平凡社ライブラリー/中村敏雄著)
で、再読であります。
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by taikutuotoko | 2005-01-30 02:21 | 番外

和田誠、ドキドキの六〇年代。

 『話の特集』の連載に植草甚一さんはどうだろうか、と推したのは和田誠さんだった。当時、和田さんは無報酬でこの雑誌のデザインを引き受けていたのだ。

 〈植草さんのタイトルのためにぼくはスペースをたっぷりととってレイアウトすると、これだけ余裕があるならと次の回は長い題名をつけてきた。そこでもっとスペースをとる。植草さんはさらに長い題をつける。そんなイタチごっこのおかげで、植草さんの特徴ある長いタイトル、例えば「グリニッチ・ヴィレッジのコンクリート将棋盤でチェス・ゲームをやって食っていた映画監督スタンリー・クブリックの話などダラダラと長くなりそうだ」といった調子が定着したのだった。〉

 こんな具合に、おもしろいエピソードがつぎつぎと出てくる
 『銀座界隈ドキドキの日々』(文春文庫/和田誠著)
を読んだ。単行本が一九九三年、この文庫が一九九七年刊。
 
 一九五九年、和田さんはデザイン会社ライト・パブリシティに入社し、十年ちかくを社員デザイナーとして過ごした。当時この会社は西銀座にあったため、その思い出を、ということで『銀座百点』に連載されたもの。
 
 和田さんが煙草の「ハイライト」のデザインをしたのは有名なはなしだが、入社まもない頃だったそうだ。とにかく、へぇー、というようなエピソードの連続。会社の仕事以外もずいぶんとやっていて、人脈をひろげ、作品をのこした(本書にもたくさん掲載されている)。『話の特集』の矢崎さんとのつきあいも、そんななかのひとつ。

 また、篠山紀信、横尾忠則、宇野亜喜良、植草甚一、寺山修司……。その他おおぜいのクリエイター、アーティストたちがぞくぞくと登場。ほんと、読んでいて〈ドキドキ〉するよ。

 こうなると
 『「話の特集」と仲間たち』(新潮社/矢崎泰久著)
 『波乱へ!! 横尾忠則自伝』(文春文庫/横尾忠則著)
あるいは
 『植草さんについて知っていることを話そう』(晶文社/高平哲郎著)
などの積読本が気になるし、みなさんには
 『平凡パンチ1964』(平凡社新書/赤木洋一著)
をいっしょにススメたくなるなぁ。  
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by taikutuotoko | 2005-01-29 01:21 | 本・雑誌・新聞・書店

書店に寄ったが、お金はつかわず。

 ジュンク堂書店(池袋)に寄ってきた。リブロにも。きょうは、こころの中で、本を「買った」。

 『英語で言うとはこういうこと』(角川oneテーマ21/片岡義男著)
 『自伝からはじまる70章』(詩の森文庫/田村隆一著)
 『活字マニアのための500冊』(朝日文庫/小説トリッパー編)
 
 これらを(こころの中で)「買った」のだけど、いまはジュンク堂に預けてあるのだ。家にあったって本屋にあったって同じではないか。代金は、いつか引き取りにいったときに払う。だから、もし古本屋で半額とかで見つけたって、買わないぞ。この店に、いつか、引き取りにいく。そう決めたのだ。ちくしょうメ。

 みうらじゅんさんと辛酸なめ子さんが登場の
 『新解さん新聞 4』
をもらって、リブロへ移動。

 リブロにいったのは、「積ん読帳」のブラジャケを見て気になったから。このリブロは設置店であるようなので、いってみたのだけど、見あたらなかった。さがし方がわるかったかな。

 しかたがないので、文庫や新書の解説目録を一〇冊ほどもらってきた。「ハルキ文庫」や「ハヤカワ・ミステリ」の解説目録をもらってきたのは、はじめて。「ハヤカワ文庫」のはよくもらってくるけれどね。
 
 感心したのは、「ちくま新書」のもの(二〇〇四年九月マデのやつ)。『ちくま』からの転載だけど、重松清さんによる宮崎哲弥さんへのインタビュー
 「新書は“教養”の底を支える」
が収録されているのだ。こういうのはウレシイね。

 「岩波文庫」「ハヤカワ文庫」「東京創元社」の解説目録は、もうこれだけでいろいろと愉しめるので好きだな。じっさいにはあまり読まない文庫だけどね。
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by taikutuotoko | 2005-01-28 21:00 | 本・雑誌・新聞・書店

なーんで、こんなもの呑むのかねぇ。

 「自己弁護」に「それでも」。酒を呑むってことは、どうやら後ろめたいことらしい。ぼくも少々、おふたりに後ろめたい。いま呑んでいるのは、サントリーでなくて「スーパーニッカ“和味”」とかいう特売九八〇円のウィスキーだもんで。
 
 『酒呑みの自己弁護』(新潮文庫/山口瞳著)
を呑んだ、じゃねえや、読んだ。一九七三年に単行本、文庫が七九年刊。
 『夕刊フジ』の連載エッセイをまとめたもので、挿画が山藤章二さん。山藤さんが挿画を書くと、共著といいたくなるね。

 二杯目は
 『それでも飲まずにいられない』(講談社文庫/開高健編)
で、これは文庫オリジナルかな、一九八五年刊。
 お酒についてのエッセイや小説、落語もありのアンソロジー。開高さんのほか、青木雨彦、吉田健一、吉行淳之介、遠藤周作、山口瞳、半村良にレイ・ブラッドベリ……、志ん生なんかもいるもんだから、もう酒のにおいがこっちまで漂ってきて、酔っちゃいそう。

 これはぜひチャンポンにして書きたいナと、両方が読みおえるまでとっておいたわけ。とくに山口さんの『酒呑み~』はおもしろく、はなしに出てくる酒呑みたちも多彩で、巻末には索引つきというアリガタサ。
 『それでも~』の方は、どうも、人類はいかに二日酔いと闘うか(イヤ、観念するしかナイのデス)、というのがテーマのような感じで、クレメント・フルーってひとの「ハングオーヴァーズ」(二日酔い)も一〇〇ページ近く収録。二日酔いのことをかんがえると、ウィスキーはいけません。

 どちらも、古本屋でどうぞ。

 さて内容を、と思ったら、ちょいと酔いがまわってきた、うまいこと浮かびません。オッ、『酒呑み~』の青木雨彦さんの解説によると、この本の帯が第一回「日本腰巻文学大賞」だそうで。
 〈くやしいけれど、この本について、この帯の文句に勝る解説はない。〉
と青木さんがオッシャるのだから、ぼくもなにも言うことはありません。これをノッケておしまいにしましょうか。

 〈月曜 一日
  会社へ行って
  火曜日 夜更けに
  九連宝燈
  水曜 一晩
  小説書いて
  木曜 三時の
  四間飛車
  金曜 日暮れに 
  庭木をいじり
  土曜日 たそがれ
  馬券の吹雪
  日曜 朝から
  愛妻家

  月々火水木金々
  酒を呑みます
  サケなくて
  何で己が 桜かな〉
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by taikutuotoko | 2005-01-28 01:17 | 本・雑誌・新聞・書店

『プロ野球大事典』を買えたシアワセ。

 きのう、〈今月このあと、および二月はあまり本を買わないことにしよう。〉などと書いたのはどこの誰だッ! あ、ぼくだ。
 
 きょうもなんとなしにブックオフ池袋要町店に寄ってしまった。先週、なかなかグゥな買い物ができて、〈ぼくにとってのよい方向へ改善されつつある感じがする〉と思ったりした店である。
 
 ん~もう、好きスキすきッ。きょうも君はステキでした。

 最優先にさがしていた
 『プロ野球大事典』(新潮文庫/玉木正之著)
を、一〇五円コーナーで発見。一九九〇年刊のくせに、いっこうにぼくの前に現れてくれなかった本だ。感涙。いぜん図書館で読んで、どうしても欲しくなり、いちどは盗人になることを覚悟したほど。

 元祖ミスター・タイガース「景浦将」の項目には
 《②刻苦勉励型の沢村栄治とは対照的に、気分が乗らないとプレイに身を入れなかったことも多いらしく、当時の石本秀一監督は、球団日誌に次のように書き残している。
 〈今日も景浦、飛球を捕らず、追わず、走らず、動かず、理由不明〉》
だってさ。素敵ッ。

 そのほか
 『消えたマンガ家』(太田出版/大泉実成著)
 『斎藤茂男 ジャーナリズムの可能性』(共同通信社/内橋克人・筑紫哲也・原寿雄編)
 『1985年の奇跡』(双葉社/五十嵐貴久著)
 『薔薇色の人生 微笑んで頑張りなさい』(近代文藝社/篠沢秀夫著)
 『この三十年の日本人』(新潮文庫/児玉隆也著)
を、それぞれ一〇五円で買った。

 『この三十年~』はダブり。こちらの方が、キレイなので購入。
 『1985年の奇跡』という言葉に反応してしまうのはタイガースファン(ファイターズも好きヨ)だからか。これは野球小説のようだけど、タイガースとは関係なさそう。読んでみないとワカリマセン。
 篠沢教授の本は、タイトルはちょっとアレだけど、年末に読んだエッセイがおもしろかったので。

 それから、注文しておいた本をコンビニで受けとり。大型書店が近いのだから、オンライン書店を利用する必要もナイのだけど、夜中に突然注文したくなるのよねぇ。

 『あわわのあはは 徳島タウン誌風雲録』(西日本出版社/住友達也著)
 『田紳有楽・空気頭』(講談社文芸文庫/藤枝静男著)
の二冊。
 『あわわ~』はひとさまのブログ、『田紳~』は川上弘美さんのエッセイを読んでいて、ついつい注文してしまったもの。

 え~と、あしたからはホントウに、本購入を控えます。あ、『カバー、おかけしますか?』も注文してあるのだった……。 
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by taikutuotoko | 2005-01-27 19:49 | 本・雑誌・新聞・書店

見て愉しむ、行って愉しむ、『東京古書店グラフィティ』。

 『東京古書店グラフィティ』(東京書籍/池谷伊佐夫著)
を読んだ。一九九六年刊。著者はイラストレーター。
 
 神保町、早稲田はもちろん、中央線沿線や本郷など、東京中の古書店・古本屋(と、言い分けた方が感じが伝わるよね)の店内見取図がたくさん掲載されているので、あなたがよく行くあの店もあるかも。当時といまの、店の雰囲気の変化を愉しむのもイイね。
 古本屋だけでなく、古書展や書肆アクセス、閉店した洋書イエナなどもあるぞ。(古本屋にも、閉店したところはあるだろし)。古本エッセイもおもしろい。

 とにかく、本がある風景が好き、こころ落ちつく(いや、騒ぐ、か)というひとには、もってこいの一冊だ。どういう本を置いてある店かもわかるから、古本屋ガイドとしても役立つね。○○の本がこの棚に、というのも書いてあるけど、いまだ売れずに残っていたりして。
 
 去年出た、同じ著者の
 『神保町の蟲 新東京古書店グラフィティ』(東京書籍)
については、このブログで〈驚異の〉古書店店内見取図。として紹介ずみなので、そちらをどうぞ。
 また、「積ん読帳」では
 『三都古書店グラフィティ』(東京書館)
が紹介されている。こちらもどうぞ。 
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by taikutuotoko | 2005-01-27 00:19 | 本・雑誌・新聞・書店