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のん気な週末の言い訳。

 午前、情報番組をひととおり見終わると、とにかく歩きたくなった。町歩き、というよりも、とにかく距離を、という感じで、おおきな道をまっすぐと。
 
 まず、二〇分ほどかけて、上板橋へ。「林屋書店」という古本屋で
 『生涯を賭けた一冊』(新潮社/紀田順一郎著)
 『ハリガミ考現学(全)』(ちくま文庫/南伸坊著)
 『あの人この人 昭和人物誌』(文春文庫/戸板康二著)
を買った。五〇〇円、三〇〇円、二〇〇円。

 川越街道にもどり、練馬区の方へ向かう。
 
 自衛隊の練馬駐屯地の横をとおりすぎ、地下鉄赤坂駅の近くまでいくと、「司書房」という古本屋が。ここでワタクシ、生まれて初めて、アイドル写真集を購入いたしました。一九九七年刊に出ている
 『佐伯しの写真集 miss you』(フォレスト出版/奥舜 撮影)
を一三〇〇円で。この方、現在はべつの芸名で、レポーター業など、地味に活動しております。さいきん(でもないか)ファンになりまして。
 しかし、こういうモノは、じっくり眺めるのも恥ずかしいですな。帰宅してから、さっさとダンボールの奥にしまってしまいました。まだ若すぎるころですし。

 成増までは行かず、左折。光が丘公園の横を進んでいくと、「古本市場」なる大きな店舗が。本(マンガがおおい)のほか、中古のゲームソフトなどもおいてあるようなところ。
 『一千一秒物語』(新潮文庫/稲垣足穂著)
を(小沢信男さんの『悲願千人斬の女』を読んだ影響で)買う。一〇五円。

 しょうじき、もう道がよくわからない。てきとうなところで方向をかえ、しばらく歩いていくと、平和台。たしか、このへんに田中小実昌さんが住んでいたのだよな。

 あと、二駅先が、ぼくのアパートがあるところ。なんだか疲れた、とおもったら、まだなにも腹にいれていなかった。財布の中には、まだ二〇〇円ばかりあるので、コンビニで肉まんと飲み物を買い、歩きながらパクつく。歩きながら食べる、というのがぼくは好きでねえ。コロッケなんかよく買うが、日曜は休みのお肉屋がおおくて、ちょっとざんねん。

 氷川台あたりで、小千谷から電話がはいる。ぼくの実家の建物危険度調査の結果は、緑紙とのこと。つまり、建物自体は大丈夫、という意味だ。家具、電化製品はダメになっても、家さえモンダイなければ、どうともなる。ひと安心。

 実家のものは、きのうは刺身・天ぷらを食っただの、飼い犬に餌をくれるひとがおおく、震災太りした、だの、あいかわらず明るいが、もともとやたら明るい人種なので、カラ元気なのか本気なのか判別がつかない。
 ぼくとしても、早く呼んでもらわないと、ぞくぞく現地入りしている友人たちに対しても立場がない、という妙な状況にあるのだが。ここにも、ほとんど言い訳のような書き込みになってしまう。(書かないといったのに、また地震について書いてしまった。)

 とかなんとか、さきほど帰宅したところ。こんなのん気な週末をすごした小千谷出身者はほかにおらんだろうな。アイドル写真集など買いおって。まったく、なんなのだ。読まれた方も呆れているだろう。

 『歩くひとりもの』(ちくま文庫/津野海太郎著)
も読みおえたし。  
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by taikutuotoko | 2004-10-31 18:19 | 本・雑誌・新聞・書店

江本も動く、「独立リーグ」。

 せっかくの「神田古本まつり」も、雨。ざんねんにおもっているひとはおおいだろう。ぼくは今回はパス。先週、神保町からの帰りに中越地震が起こってしまった、ということもあり、なんとなく避けたいのだ。

 ここは本関係のブログなので、地震関係の書き込みは、これからはあまり書かないことにする。読んでいただいている方々に、ずいぶんと心配をかけてしまったみたいだし。

 で、いきなり本とは関係なく、野球のはなし。毎日新聞のサイトに
 「日本独立リーグ」計画 06年から、6~8球団--米リーグ傘下に
という記事が。きょうの朝日新聞の記事によると、アノ江本猛紀氏も関わっているようだ。

 また、東北に独立リーグ、という計画もある。日刊スポーツのサイトによると
 四国の次は東北、06年に独立リーグ
だそうだ。ほかのところにも、いろいろと情報がでている。

 あと、『週刊文春』だったとおもうが、結婚もきまった松坂大輔投手の連載に、今回の地震に配慮して、ビールかけには参加しなかった、ということが書いてあった。かれも、おもいっきり騒ぎたかっただろうに。こういうのを読むと、なんともいえない気分になる。 
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by taikutuotoko | 2004-10-30 23:23 | 番外

購入本&地震被災地情報のブログ。

 某大学の先生に貸していた本が返ってきたというので、預かってもらっている江古田の古本屋に取りにいってきた。

 なにも買わずに帰るのもわるい。
 『懶者読書日記』(駸々堂出版/亀和田武著)
 『昭和 東京 私史』(新潮社/安田武著)
を買う。どちらも、三〇〇円。 「懶者」は「なまけもの」。

 昼ごはんは、西武線の駅のすぐ近くにある「黒田武士」。夜は居酒屋だが、昼間はカレーやラーメンを安く食えるので、土曜日には、たまに行く。
 ビーフカレーを頼んだが、海老フライカレーが出てきた。しかたないので、黙って食う。ここみたいに、丼にはいっているカレーライス、というのは珍しいだろう。
 インド・ビーフ・チキン・海老フライ・カツ・コロッケなど、どのカレーも、三五〇円。サラダ付き。ただし、トッピングされているカツや海老フライは、オマケみたいなもの。とくに海老フライは「?」なシロモノであります。

 それにしても、中越にはなんの関係もないひとたちが、被災地では何人もボランティアで動いているというのに、ぼくが東京でのん気に本など買っていていいものか。実家のものには、まだ来ないでほしい、といわれているのだが。とりあえず、呼ばれたらすぐに向える準備だけはしてある。
 
 情報源としては
 新潟中越地震「現地発」情報 地域別整理blog
などが便利。
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by taikutuotoko | 2004-10-30 14:56 | 本・雑誌・新聞・書店

購入本&「まだ来るな」。

 本を買うのは控える、というはなしだったはずだが、なんだかんだで、本を買うのはメシを食うのとおなじ。安いものなら仕方あるまい。

 ふつうに書店で買えばいいようなものだが、なぜかイーエスブックスに注文してあった
 『神田神保町古本屋散歩』(毎日新聞社)
というムックを、コンビニで受けとってきた。しっかし、届くのにずいぶんかかったな。

 ブックオフは、ちょっと棚をみるだけ、の予定だったが
 『読売巨人軍再建のための建白書』(角川文庫/草野進・渡部直己著)
 『ポップス イン ジャパン』(新潮文庫/萩原健太著)
を買う。二〇〇円と、四〇〇円。

 地震のはなし。
 「来週そっちに行くから」と、小千谷の実家に連絡したのだが、まだ来なくていい、といわれてしまう。まだ片付けも出来ないし、あるていど物資もあるのだから、余震が止んで、片付けが本格化したら来てくれ、とのこと。
 
 ぼくとしては、実家の方では必要でなくとも、避難所の手伝いやらなにやらはできるだろうから、行くつもりだったのだが、「いまムリして休みをとってしまって、本当に来てほしい時期に来づらくなると困るから、そっちに居てくれ」と言われてしまい、しかたなく様子をみることにした。こっちに居る方が落ちつかないのだが。

 とりあえず、車内生活は気をつけないと危険である、というニュースが流れているので、その点を注意するよう、伝えておいた。

 この地震のせいで、台風被害の方があまり注目されず、支援があつまらない、とのこと。(ほんのすこしだが)お金でも送ろうか、とおもう。どの地域がとくにひどいのだろう。
 ただ、きょうは仕事で、ぼくの管理ミス(?)があり、その穴埋めに、自腹で一万円だしたばかり。この時期に、これは痛い。  
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by taikutuotoko | 2004-10-29 20:55 | 本・雑誌・新聞・書店

きのう、きょうのこと。

 地震があってから、なかなか読書がすすまない。情報あつめに疲れると手に取る、という感じだが、なんとか一冊読みおえた。
 『定本 犯罪紳士録』(ちくま文庫/小沢信男著)
 小沢さんの本はまだという方は、どれでもいいから一度読んでみるといい。おすすめ。
 
 これからだいぶ出費があるだろからと、本を買うのを控えていたが、それがこんなにストレスになるとは。だからきょうは、気晴らしに、池袋の古本屋に寄ってから帰ってきた。

 一件目は、一〇〇円均一コーナーから
 『魔術的な急斜面』(東京創元社/紀田順一郎著)
 『倫敦巴里』(話の特集/和田誠著)

 二件目では
 『歩くひとりもの』(ちくま文庫/津野海太郎著)
が、八四〇円。
 『現代を歩く』(新潮社/児玉隆也著)
が、三〇〇円。 

 きのうの夜は、おなじく小千谷出身の友人と、いろいろ相談。来週あたり、行くことになりそうだが、まだわからない。(いまは仕事場がひどい人手不足なので)そう長くも行っていられないし、余震があるうちは片付けもできないだろから、時期がむずかしいのだ。

 ぼくは、こういうとき、つい不謹慎な冗談をいってしまう。友人がすこし怒っていたが、「おまえはそういうヤツだからな」と、呆れながらも、真意はわかってくれた様子。付き合いが長いヤツは、これだからありがたい。 
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by taikutuotoko | 2004-10-28 20:04 | 本・雑誌・新聞・書店

被災地と本。

 小千谷行きについては、友人たちと相談中だ。まだどうなるかわからない。

 あちらに向かうばあい、どのようなモノをもっていけばいいか、についても考えている。現地の家族・友人たちからの要望のほか、ネット上でえられる情報も参考になる。
 
 が、そういう必要物資とはべつに、(自分用に)なんの本をもっていこいうか、というのも頭にある。読書どころではないかもしれないが、本を持たずにいることには、たえられない。とはいえ、何冊も持っていけるわけではない。文庫一冊とか、そんなものだろう。

 となると、どういう本がいいだろうか。集中して読める環境ではないだろうし、いちど読んだらハイおわり、ではどうも。読むというより、数行だけ字を追う、というのでもいい内容の本、などいろいろかんがえた結果
 『我輩は猫である』(夏目漱石著)
などがいいのではないか、とおもった。厚さもいくらかあるしな。

 そういえば、現地のひとたちは本を必要としているだろうか。そんなものいらない、なのかもしれないし、気をまぎらわせるためにも何か読みたい、というひともいるかもしれない。本などより、現実的な情報が必要で、とにかくラジオや新聞だ、というのが大方だろうけれど。
 
 ぼくだったら、きっと、なんでもいいから一冊あれば、(たとえ読まなくたって)すこしは気持ちを落ちつかせることができる気がするのだが。 
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by taikutuotoko | 2004-10-26 20:59 | 本・雑誌・新聞・書店

山古志の信号機。

 山古志について書いておきたい。

 小千谷のひと、当地のことばでいえば「おっぢゃんしょ」にとって、山古志というところは、「田舎」の代名詞だった。もちろん小千谷もイナカなのだが、山古志は、なにか夢の中にでてくるような田舎なのだ。

 山古志に住む友人にたいしては、仲間うちの冗談として、山古志の田舎ぶりを誇張して表現する、ということをよくした。といっても、ばかにしよう、というのではない。ばかにしたようなことを言ったとしても、それは、山古志の魅力の裏がえしであり、その友人への親愛のしるし、といった感があった。

 山古志に信号機が設置されたのは、ここ数年のことだ。ついに山古志にも信号機が、というのはローカルニュースにもなったほど。その後も、その一機きりかもしれない。
 信号機がなかったのは、必要がなかったからだった。それまで必要でなかったのに、急に必要になる、ということは、この村ではありえないこと。では、どうして設置されたのか。

 こどもの教育のため、である。こどもが信号機を知らないまま育つと、そとへ出たとき困るから。

 「うそだろう?」 嘘なものか。じっさい、設置された場所は、とくべつ必要があるともおもえない通りであり、目の前は小学校であった、と聞いている。
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by taikutuotoko | 2004-10-26 18:27 | 番外

書けないのです、すいません。

 やっぱり気分がのりません。

 きのうの夜に気分をかえようと読んだ
 『ナンダロウアヤシゲな日々』(無明舎出版/南陀楼綾繁著)
は、ほんとうにいい本だったのに、それを紹介しようと文章を書いてみるのだけど、どうにも書けない。著者にもうしわけない。まだ、読んでない方は、ぜひ、読んでみてください。

 実家のある小千谷の惨状をテレビで見る。ひどいもんだよ。ぼくの家族は無事だったけれど、家はイカンみたいだし。いまは、たまにテレビに映る、壁が一部崩落したジャスコの駐車場にある避難所にいるみたい。
 ただ、飼い犬の調子がわるいらしい。たぶん、この地震で亡くなった犬猫はけっこういるのではないか。たかがペットではあるが、被災者の精神的なダメージとしてはおおきいはずだ。

 ただ、家に放置してあった携帯電話を、なんとか持ち出すことができたらしく、連絡をとりやすくなったのはよかった。連絡がつく、ということがどれだけ大切か。

 東京にいる同郷の友人たちと、連絡をとりあう。いつ、どうやって現地に向かうか。鉄道も高速も、あの様子だし。クルマでも、なかなかルートがないらしい。行けないことはないが、いろいろ制限がある。タイミングもむずかしい。
 ぼくのばあい、クルマどころか、免許もない。友人に乗せてもらうしかないだろう。

 とりあえず、お金もだいぶかかるだろうから、本を買うのも控えなければ。すこしは買うだろうけれど。ここの更新も、ちょっとね。書くにしても、本とは関係ない書き込みになるだろうとおもう。
 
 ぼくとしては、ここは本の愉しいはなしを中心に書いていきたいとかんがえているので、こういうことは書きたくないのだけど。だから、当分は、ここは読まないでもいいかとおもいます。
 こちらは勝手に、みなさんのサイトに行きますし、たまにはコメントするかもしれません。のん気だな、とおもわれるかもしれないですが、気にせず、ふつうに対応してやってください。 
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by taikutuotoko | 2004-10-25 23:01 | 番外

連絡ついた!

 やっと連絡つきました!犬もふくめて、みな無事、とのこと。ただし、家のなかはぐちゃぐちゃで危険なので、市役所周辺にクルマをとめ、そこにいるのだという。
 
 携帯電話があれば、メールがわりと通じるらしいので、それで連絡とれるのだけど、二階に放置してあるまま、とのこと。危なくて取りにはいけないのだ。

 なんでも、きのうは新しいパソコンが届いたばかりだったそうで、セッティング中に震度六強。もったいない、って言っていたけど、家の中みんなダメになってるんだから、そんなことを気にしているなんてばかみたい。でも、そういうものかもしれない。とりあえず、よかった。べつによくなんてないけれども。火曜あたりから天候があやしいみたいだし。

 心配してくださったみなさま、ありがとうございます。でも、これからが大変です。

 追記:絶対毎日スエイ日記(一〇月二四日)によると、末井昭さんの前の奥さんの実家は小千谷にあるらしい。 
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by taikutuotoko | 2004-10-24 18:52 | 番外

小千谷・山古志あたりというのは。

 小千谷の映像を見ている。ほかにすることがない。まだ実家と連絡つかず。

 小千谷・山古志あたりといっても、あまり聞いたことがないだろう。よく知っている建物や道路がぐちゃぐちゃになっている。まったく……。

 さっき映ったのは、平成町の「慈眼寺」。幕末にくわしいひとならば、聞いたことがあるかもしれない。
 『峠 (上・下)』(新潮文庫/司馬遼太郎著)
などにも出てくるが、長岡藩の河井継之助と、官軍の岩村精一郎が会談、決裂したところだ。仁王門(?)から仁王像(?)が飛び出し、首がとれていた。墓はめちゃくちゃ。
 
 小千谷は詩人・西脇順三郎の故郷でもある。

 中越典子さんが主演した、NHK朝の連続テレビ小説『こころ』というのが、すこしまえにあった。その父親役の寺尾聡さんが、花火職人として働いていた設定になっていたのが、山古志村で、小千谷・山古志での撮影もけっこうあったとおもう。
 山古志は、「日本の棚田百選」にも選ばれている。中継の映像にも見られるように、たいへんな田舎だ。
 
 小千谷・山古志は、錦鯉の生産地としても有名だ。おもな養鯉業者の自宅は、錦鯉御殿なんていわれるほど立派なものがおおい。また、小千谷市内の片貝町では、花火が有名で、四尺玉をうちあげる。

 小千谷市のとなりは、林家こん平師匠がいうところの「チャーザー村」がある小国町だ。

 とりあえず、いまぐちゃぐちゃになっている地域はそういうところである。まだ、ライフライン復旧のメドがたたないようだ。現地にむかうわけにもいかないし、どうしようもない。実家は市街地(市役所からすぐ)なので、土砂崩れなどの心配はないだろうけれど。
 いまは晴れているようだが、今後の天候が心配だ。余震もつづいているし。
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by taikutuotoko | 2004-10-24 11:57 | 番外