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 臨時増刊の『図書 岩波新書創刊70年記念』を読む。「私のすすめる岩波新書」アンケートは218人が各自1~3冊のタイトルとコメントを寄せているのだが、村上陽一郎は川喜多愛郎『生物と無生物の間』をあげ、〈最近この題名をそっくり戴いてしまった書物(漢字一字の違い)が出版されて、憤慨しているところだ〉とのこと。(で、福岡伸一も回答していてE・シュレーディンガー著『生命とは何か』を選んでいる)。70年も歴史があるわけだがら、アンケート回答者の生年を記載してくれるとよかったのにな。
 編集者による座談会もあり、〈残念ながら、完成せずにお亡くなりになった方も多いです。藤田省三さんや種村季弘さん、水上勉さんのお名前もあります。読んでみたかったです。〉だそうだ。書かれずにおわった大著、というものとはまた別に(ある意味それ以上に)、書かれずにおわった新書(しかも岩波新書のようなスタンダードなもの)というのはもったいない気がする。

 池袋の「新・文芸坐」で川島雄三の特集をやっていて(11/8~11/14)、11日(火)の『しとやかな獣』『人も歩けば』を観る。
 『ボン書店の幻 モダニズム出版社の光と影』(ちくま文庫/内堀弘著)
読了。

 あ、今日14日は「南陀楼綾繁のトーク十番勝負 その7 『酔っぱらい読本』ができるまで」、元編集者の徳島高義さんとのトークだそうです。





 えーと、私のパソコンの調子が悪すぎるので、メールの返事が遅くなるかもしれません。いちおうケータイからも読めるようにはしてますが。できたらブログもケータイから更新しようかと。
by taikutuotoko | 2008-11-14 01:52 | 本・雑誌・新聞・書店


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