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ブックカバーについて。

 池袋東口の老舗書店・新榮堂書店(本店)で、先日、本を買ったとき、ブックカバーをかけてもらった。その、ブックカバーを、ぼんやり見ていたら、「恩地孝四郎 装幀」と書いてあるではないか。

 恩地孝四郎さんについて、くわしくはしらないが、版画家として著名な方だということくらいはきいたことがある。装丁家としても活躍されたひとで、亡くなられてから、もう半世紀ほどはたっている。さすが老舗の書店だ、ということもあるが、ブックカバーのデザインに「装幀」ということばをつかうのは、ふしぎな感じもする。

 それにしても、ブックカバーに、デザインしたひとの名がはいっているというのは、めずらしいのではないか。

 ぼくは、ブックカバーは、かけてもらうことがおおい。気にいったものは、とっておいて、つかいまわす。ブックカバーが気にいらないという理由で、避けている書店もあるくらいだ。

 汚れないように、とか、電車内であれば、なにを読んでいるかをまわりにしられたくない、という理由で、ブックカバーはかかせない。皮製などのブックカバーも売っているが、書店でかけてもらう紙製のものが、やはりいい。ペラペラのものは好きでなく、しっかりと本をつつんでくれる感じがほしい。その点では、新榮堂のブックカバーは、なかなかのものだろう。
by taikutuotoko | 2004-07-26 01:29 | 本・雑誌・新聞・書店


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