人気ブログランキング | 話題のタグを見る

伝説のロック・バンド。

 朝日新聞の金曜夕刊に、気になる連載がある。音楽評論家・小倉エージさんの
「私のはっぴいえんど」
で、七月二十三日には二回目が掲載されていた。

 「はっぴいえんど」は、細野晴臣・大滝詠一・松本隆・鈴木茂さんによる、七十年代初期に活動した、いまや伝説化されているロック・バンドだ。作品はCD化されており、関連書籍や、CD-BOXも発売されていて、若いミュージシャンにもおおきな影響をあたえている。

 その後、作詞家としてヒット曲を連発した松本さんが、ほとんどの詞を書いていて、それが日本語による独特なものであったため、英語詞にこだわる内田裕也さんらとの「日本語のロック」論争が当時の音楽雑誌をさわがせていたという。こういうはなしも、きっと小倉さんの連載でこれから語られるのではないか。

 たいへんに個性のちがう、才能あふれた四人が、若い時期の情熱をぶつけあったバンド時代を、かれらと近いところにいた小倉さんがふりかえるという、この連載を、ぼくはとても愉しみにまっている。

 「はっぴいえんど」に関係したものでは
 『風都市伝説 1970年代の街とロックの記憶から』(音楽出版社/北中正和責任編集)
というムックが、ことし五月に発売されているので、ぼくもはやいうちに買っておこうか。
by taikutuotoko | 2004-07-25 15:25 | 本・雑誌・新聞・書店


<< 亀和田武の片岡義男論。 書店開業という冒険。 >>