午前中に洗濯、そして近所で買ってきた焼き芋を喰う。昼前から焼き芋だ。冬だ。
午後、
ウィーワセ用の荷物を預かってもらうため、池袋の「
古書往来座」へ。のむみちさんから
『荒地の恋』(文藝春秋/ねじめ正一著)
がたいへんよい、現代詩に詳しくなくても大丈夫、と教えてもらう。
「ジュンク堂書店」へ。一階の新刊コーナー、八木福次郎『古本蘊蓄』が面で出ている横に
『植民地時代の古本屋たち-樺太・朝鮮・台湾・満州・中華民国-空白の庶民史』(
寿郎社/沖田信悦著)
が一冊ささっていた。気になるなぁ。二時間ほど店内を見て、平凡社ライブラリーを一冊(贈り物)と 『酒とつまみ』(一〇号)を購入。おお、玉袋筋太郎だ。
塩山芳明さんの「
漫画屋」からエロ漫画雑誌『Mate』が郵便受けに届く。あ、ありがとうございます。塩山さんの「嫌われ者の記」、〈帰りの上信電車で『岡本綺堂随筆集』(岩波文庫・本体860円)を。綺堂は各社から数種類出ているので、「不便だしどっか随筆全集でも…」と昔は馬鹿な事を考えた。不便な刊行形態だからこそ、名随筆を何度も味わえる。〉などなど。読者投稿ページに載っている月の読了本リストもそうだが、毎回これを読んでいると「読者力」がつくだろうなぁ。いい意味でとても教育的な場だ。「業界に多いんだよ、おれの読者だったってのが」と塩山さんが言うのもわかる感じ。
『朝比奈隆 わが回想』(徳間文庫/朝比奈隆著/聞き手 矢野暢)
を読んだ。Rさんに「解説」をいろいろしてもらったのでおもしろさ倍増。