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古本暮らし。

 Kがデザイン系の会社にうつる、というので今日が一緒に働く最後の日。「こんどの会社は私服だから」と、それまで彼が締めていたネクタイを何本か呉れた。 
 のはいいんだけどさぁ、おめぇのネクタイ派手なんだよなぁ!ピンクとかさ、地味なおれには似合わんぜこりゃ。ま、それでも一度は締めてやるか。

 
 寄り道せずに帰れば一時間でウチに着くのだけれど、やっぱり三時間くらいは時間をかけたい、うろうろよろよろして帰宅するというのが習慣になっている。古本屋に寄ったり。ただまぁ、きょうはずいぶん疲れがたまっていたからうろうろはあきらめて喫茶店で本を読んで帰ることに。このところイベント続きで、とても愉しいのだけれど、適度に退屈しながらあれこれ考えてそれなりに愉しく過ごすという自分のペースはけっこう乱れているのだ。
 ちょっとマズイな、とおもっていたところで新刊の
 『古本暮らし』(晶文社/荻原魚雷著)
を魚雷さんからいただき、いま読むべき本はこれだ、と鞄につめてきていた。喫茶店で読む。自分のネジを巻きなおすような感じ。

 そういえばいぜん魚雷さんの家で、「退屈君ちゃんと部屋の換気してる?一〇分でもいいから毎日しないとダメだよ」と言われたことがある。換気をちゃんとする、ということだけだけど、あ~そうだよなぁそういうのはやっぱり大切だよなぁ、と、それからは換気に気をつかうようになった。いや、もちろんそれだけではないれど、魚雷さんの一言一行ってのはものすごく意識にのこるんだよな。あ、そこからだ、と気づくことがとても多い。

 魚雷さんにサインを入れてもらい、その横に
 〈公園飲み〉
と書いてもらった。林哲夫さんのカバー絵との組み合わせも抜群ではないでしょうか。塩山芳明さんも嫉妬した素敵な本であります。

 『近代国家を構想した思想家たち』(岩波ジュニア新書/鹿野政直著)
 『英和辞典うらおもて』(岩波新書/忍足欣四郎著)
も読んである。

 月曜の帰り、神保町「ブンケン・ロック・サイド」で
 『口笛の歌が聴こえる』(新潮社/嵐山光三郎著)
 『底抜け合衆国 アメリカが最もバカだった4年間』(洋泉社/町山智浩著)
 『散文』(晶文社/谷川俊太郎著)
を買う。各二一〇円。
 池袋「古書 往来座」へ。仙台「火星の庭」の前野さんとわめぞの飲み会がある、というので混ぜてもらうことに。海ねこさんや南陀楼さんも。最初に会場の「北海道」に来た南陀楼さん、予約は「“わめぞ”で」と聞いていたので店員にそう言うと、「?」という反応が返ってくる羞恥プレイ。飲むにつれて海ねこさんがスンバらしい状態に。くわしくは向井さんのブログを。
 つぎの「東方見聞録」では前野さんの話をアレコレ聴く。前野さんはすごいなぁ。

 瀬戸さんによるスクープ写真はこちら!やばすぎ!
by taikutuotoko | 2007-05-08 23:20 | 本・雑誌・新聞・書店


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