帰り、神保町「三省堂書店」で『ちくま』三月号を入手し、「田村書店」で
『世紀末盛り場考 「にぎわい」の新風景』(日本経済新聞社/川本三郎・森まゆみ・橋爪紳也著)
を買う、一〇〇円。あれ、白山通りの「キッチン グラン」っていつ復活したの?客らしき人が座っているのを見かけたが。
『働きながら書く人の文章教室』(岩波新書/小関智弘著)
『東京ディープな宿』(中公文庫/泉麻人著)
を読んだ。小関本、別のタイトルにした方がよかったんじゃないかと。これだと文章読本系のやつだと勘違いされそう。もったいない。小関さんの本はとてもタイトルのイイ本が多いのだし。『粋な旋盤工』『春は鉄までが匂った』『大森界隈職人往来』…。
小さい頃、実家の片隅六畳くらいが工場になっていた。祖父が町の大きな工場を退社してから、そこの下請けとしてウチで工業部品をつくっていたのだ。大きな機械があってさぁ。危ないから近寄っちゃいけないといわれていたので、ちょっと離れたところに座ってじいちゃんの作業姿を眺めていたもんだ。書道俳句はやるし将棋花札はつよい、歌はうまいし格好は洒落てる。学歴はないが賢いひとで大好きだったが、親父に「なんでじいちゃんはあんなに器用なの?」と聞いたら「オヤジは芸者とお大尽の子だからなぁ」と言われてそういうものか、と思ったことがある。
ん、こ、
これはッ!食べたい!あ、やっぱりいらない……。