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わめぞの地で『本の話』を買う。

 帰りは歩いて神楽坂を通る。やはり「ペコちゃん焼き」の「不二家」(フランチャイズ店)は営業してなかった。「ペコちゃん焼」は今ではこの店舗でしか食べられない独自商品で、不二家の工場とは無関係だそうだ。店先に説明の紙(不二家への憤りと客への申し訳ないという感じが伝わるなかなかいいもの)があったのでもらっておく。大学時代よく「ペコちゃん焼」への列を見かけたものだ、頑張ってほしいね。

 そのまま歩いて早稲田、「立石書店」へ。
 『この人からはじまる カップラーメンからキャバレーまで』(小学館文庫/鹿島茂著)
を買う。三五〇円。安藤百福が気になっているので。
 「飯島書店」では
 『青の幻影』(文藝春秋/川本三郎著)
が、一〇〇円。少しライン有。

 「古書現世」へ。「週刊現世」編集長の向井さんとついつい閉店まで長話。
 『瞬間伝説 歴史を刻んだ写真家たち』(朝日文庫/岡井耀毅著)
 『周恩来『十九歳の東京日記』』(小学館文庫/矢吹晋編/鈴木博訳)
 『赤川次郎ワンダーランド』(徳間文庫/赤川次郎著)
を買う。サービスしてもらって三〇〇円、三〇〇円、一〇〇円。周恩来のやつは再読したくてブックオフでしばらく探していたのだが見つからなかったものだ、ウレシイ。赤川本は、子どもの頃の写真や田中邦衛や紺野美沙子との対談も収録されている、ファンならずとも欲しくなる(?)一冊。カバー写真の赤川さんもチャーミングなり。
 いわくつき、門外不出の物件だという小林信彦『天才伝説 横山やすし』と、向井さんオススメで講談社の団子坂時代に関する記事がある『谷中・根津・千駄木』(其の八十四)をいただく。

 二月二四日開催「外市」の配布用チラシをもらいにいく、というので一緒に池袋の「古書往来座」へ。途中「えぞ菊」でラーメンをご馳走になる。ありがとうございます。
 往来座についてそとの均一本を漁っていると、わめぞメンバーの武藤さんNさんがちょうど店から出てくる。うーむ、わめぞ民は遭遇率高し。

 入口の手前に、『本の話』(文藝春秋)が一冊五〇円で大量に出ているのを見つける。ぼくは「特集:お腹の底から笑いたい」号、向井さんも「特集:僕らは古本探検隊」号を探しているとのこと。ふたりでゴソゴソと漁る。ざんねんながら「僕らは古本探検隊」号はなかったけど、『本の話』はネタの宝庫ですねぇ。大いに盛り上がる。
 
 けっきょくぼくは、
 『本の話』一九九五年八月号(文藝春秋/特集:本の戦後五十年)
 『本の話』一九九五年九月号(文藝春秋/特集:芥川賞直木賞六十年のゴシップ)
 『本の話』一九九五年一一月号(文藝春秋/特集:丸谷才一と書評のレッスン)
 『本の話』一九九六年一月号(文藝春秋/特集:東京・街の噂)
 『本の話』一九九六年七月号(文藝春秋/特集:吉村昭と歴史小説)
 『本の話』一九九六年八月号(文藝春秋/特集:スポーツを読もう!)
 『本の話』一九九六年一〇月号(文藝春秋/特集:ミステリーの季節)
 『本の話』一九九六年一一月号(文藝春秋/特集:安岡章太郎の小説世界)
 『本の話』一九九七年二月号(文藝春秋/特集:伝記が読まれる理由)
 『本の話』一九九七年三月号(文藝春秋/特集:図書館は好きですか)
 『本の話』一九九七年六月号(文藝春秋/特集:お腹の底から笑いたい)
 『本の話』一九九八年三月号(文藝春秋/特集:地方に名著、奇書あり)
 『本の話』一九九八年七月号(文藝春秋/特集:いつでもどこでも文庫本)
 『本の話』一九九八年八月号(文藝春秋/特集:乗物に酔いたい!)
 『本の話』一九九八年九月号(文藝春秋/特集:大長編に挑戦する)
 『本の話』一九九八年一〇月臨時増刊号(文藝春秋/文春新書創刊)
 『本の話』一九九八年一二月号(文藝春秋/特集:秘密の本)
 『本の話』一九九九年四月号(文藝春秋/特集:井上ひさしの戦後風景)
 『本の話』一九九九年六月(文藝春秋/特集:当世没読書的学生気質)
 『本の話』一九九九年七月号(文藝春秋/特集:大宅賞の「而立」)
 『本の話』二〇〇〇年一月号(文藝春秋/特集:これぞ20世紀の「迷著」)
 『本の話』二〇〇〇年三月号(文藝春秋/特集:ホントは仲良し!?読書とパソコン)
 『本の話』二〇〇一年一月号(文藝春秋/20世紀最後の読書日記特集)
で、二三冊も選んでしまう(向井さんも二冊買っていた)。
 『木米と永翁』(中公文庫/宮崎市定著)
も(七三〇円)買うことに。合計一七〇〇円にマケてくださった。どうもです。三六〇円の文庫本で欲しいのがあったがお金が足りず、それは取り置きにさせてもらう。

 
 そんな素敵なわめぞ民たちが集う「わめぞblog」、どうぞヨロシク。


 『男子のための人生のルール』(理論社・よりみちパン!セ 24/玉袋筋太郎著)
を読んだ。これはたいへんな名著ですぞ。玉さん版『うらおもて人生録』だ。
by taikutuotoko | 2007-01-15 23:08 | 本・雑誌・新聞・書店


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