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ブログから。

 なんとなく、さいきんのブログからいくつか摘んでみる。

 「和訳太郎日記」チャンスは今日しかないかもしれない
 〈昼間窓をあけたときに、今日を逃したらもう今年の秋はこの作品を読み返すチャンスはないかもしれないと思った。〉

 「古書 往来座 ちょっとご報告」石油無理
 〈連日「先物取引」の方から営業の電話があります。昨日は特に激しく、「サウジアラビア!ラスタヌーラ精油所にテロでペルシャ湾!厳重!有事の石油バツグン!石油!3ヶ月預けてー!」とほんとんど絶叫なさっていました。なんにせよ営業というのはとんでもなく大変そうです。前日いらっしゃった時見せていただいた、手書きの「こんなふうに儲かる図」、とても見栄えのするものだったのですが、撮影不許可でした。〉

 「腰痛日記@川崎追分町(旧・読書日記@川崎追分町)」「私の名盤コレクション」ゲスト:水木一郎大先生 第4夜
 〈あと、「歌手は腹筋をつけ過ぎないほうがいい」(ある程度遊びがあったほうがよい)とか、「カラオケでは演歌をよく歌う。一番好きなのは冠二郎の「炎」(燃えろ、燃えろ、燃えろ、という歌詞)」とか、「少年時代落語家もなりたくて、水中亭源五郎という芸名まで決めていた」とか、「NHKの少年ドラマの主題歌で「暑苦しいぜ」という曲を歌わされた」とか、「先日出演したNHKの番組で、作曲の先生に、三大テノールより水木君のほうがいいねえと、褒められた」とか。〉

 「新・読前読後」どちらがミーハーなのか
 〈ついでに言えば、帰りにその店の横を通り過ぎるとき、店のガラスの具合ゆえか、わが身の姿が斜め横の角度で反射するのが目に入るので、いつもここを通り過ぎるたび、疲れた顔をして老けてしまった自分の客観的な容貌を確認するのが癖になっている。これは決してナルシシズムなどではない。〉

 「黌門客」赤玉ポートワインのポスター
 〈赤玉スイートワインを初めて飲んでみた。もとの名称を「赤玉ポートワイン」といい(さらに遡れば「向獅子印甘味葡萄酒」)、母などは未だに「ポートワイン」と呼んでいる。サントリーが、「sun(=赤玉)+鳥井」に由来することは知っていたけれども、ポートワインが明治四十年生れだということは初めて知った。せいぜい大正末年頃の生れだろう、と漠然と思っていたのは、多分、松島恵美子がモデルとなっている赤玉ポートワインの宣伝ポスター(大正年間のもの)を何度か目にしていたせいだと思われる。〉

 「生活日報」文字本
 〈だからこの本に「文字」というタイトルがついている以上、文字っ子以外が手に取ることは難しいような気がするが、よくある文字本(それこそ府川さんの本のような)ではありえないようなまるまるした片岡さんの文字で組まれたこの本が、文字っ子ではない誰かの手で開かれればいいなと、ほとんど祈りにも似た気持ちで思う。〉

 「全日本天才協会」山村修「〈狐〉が選んだ入門書」 ナイーブな人
 〈自分が、この本を書いたときの山村氏と同じ年になった時、恋愛詩の一行に魂を震わせるようなそんな心を持ち続けることができているかと言えば、はなはだ心もとない。今は、まだある。と言うか、昔はたしかにあった。エミリー・ディキンソンの詩集に涙して、タイムマシーンがあればこの人の友達になれるのに!と思ったこともある。「イリヤの空、UFOの夏」に泣いて、あんなラストを書いた作者を本気で恨んだ事もある。今読んだら…もう何も感じないかもしれない。怖いからあえて開きませんが。〉

 「東京brary日乗」江戸博にて
 〈まだ電通にいる頃に作っていたときくスケッチブックの写真集そのものが展示されているし、実家の三ノ輪の下駄屋(巨大な下駄が屋根についている)の写真がいくつもあって、荒木経惟という人の個人にずんずん引き込まれていく気がした。出るとまた三河島の子どもたちの写真に囲まれたので思わず泣きそうになったが、そこに立っている警備の人はそうでもないらしかった。〉

 「内澤旬子・空礫日記」ミゼラブル! これは特に丸ごと一本。

 「ハエ捕り壷からの脱出方法(ryushiの日記)」2006-10-29
 〈労働者やるようになって自室でも飲むようになった。なんかそのまま寝るのはもったいないと言うか落ち着かない日があり。〉

 「とり、本屋さんにゆく 」タイトル遊泳
 〈気になるタイトルの本をずらりと並べて、そこで思いついたことなどを、つらつら日記にでも書き連ねると、自分の考えとかがつるりとカタチになったりして。
ぼくが本屋さんに通いつめるのも、つまりは、タイトルを泳ぐ快感のためなのかも。〉

 「バナナジュース」2006年10月07日
 〈「飯田橋って、日本のフランスなんだって」
というウワサを聞いたので、ヒョイと遊びにいってまいりました。我が家の最寄り駅から約40分のフランス。〉

 「エエジャナイカ」さよならが近づいているのだ
 〈ふくふく号に乗ってトン子がやってくる。こうしてひと月ごとに会っていると、季節が過ぎるのがとてもはやい。〉

 「読んだ 聴いた 観た」2006-10-29
 〈松浦弥太郎さんといえば、かごを持ってる姿がすてきだったのが一等心に残っている。そんなことを他の男性がしようものなら、オエーとか言いそうになるけれど、松浦さんはとても似合っていて、これからはそういう女子文化に入り込んでこようとする男性にすぐオエーとか言うのやめようと思う。そうやって何でも似合ってしまう人や、それがすてきな人だっているのだ。一概に文句を言うのやめよう。しっかり知ってからオエーなら悪口言おう。とか思った。私すぐオエーて言うからな。〉

 「yomunelの日記」夜になると鮭は…
 〈ガルシア=マルケス全小説刊行中だけど、もう最初から文庫だったらよかったのにね。『百年の孤独』なんて、焼酎化されても、なかなか文庫化されないんだから。

新米が届いたので夕飯は、鮭を焼いたのやきんぴらごぼうなど。鮭の身をほぐしていたら、急にレイモンド・カーヴァーの「夜になると鮭は…」を思い出す。えーと、夜になると鮭はどうなっちゃったんだっけ。村上春樹訳で確認。本も大事なオカズの一品なのだ。私の住む街には鮭はやってこないけど、つまらない朝は毎日必ずやってくる。〉

 「正式の証明」2006-11-01
 〈そういえば、今日食った某ラーメン店のラーメンは、私の腹とは相性が悪く、以前食った時ものっぴきならない状態になったのだ。これでは説明会へ行っても、途中退出を頻繁にしなければならないことになる、と考え、そもそも乗り気ではなかったことを思い出し、キャンセルする(つまり、私はまたしてもあきらめたのである)。〉

 「オヨログ 「クリスマスがせめてくる」編」絶対にくじけない
 〈雨が上がるもどんよりとした曇り空の昼下がり。渋谷から原宿へと移動中、代々木公園に迷い込んだ。
 バラ園の池の淵にあるベンチに腰を下ろして休憩していたら、見知らぬおじさんに声をかけられた。
 「兄ちゃん、仕事しないか」

 まさか人生の転機か、と思う。村上春樹っぽい展開だ。〉

 「中くらいのしがなさ」編集部の人々
 〈7高氏が行き先ボードに
「ラーメン」
と書いて外出したのを、EG部長と二人して感心する。
裏表のない人だと。
(普通、「食事」と書いて出る)〉

 「夏休民話」2006-10-31
 〈この日記。毎日タイトルをつけるのをやめにする。よく考えると日記にいちいちタイトルつけるのは不思議だ。日付がタイトルだ。〉


 私はこういう「文章」が書けない。読むばかりである。
by taikutuotoko | 2006-11-01 23:24 | 番外


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