帰りに神保町「東京堂書店」で
『中公文庫解説総目録 1973~2006』(中公文庫/中公文庫編集部編)
を買う。「中央公論新社創業120周年企画」だが、まだ他のものは見あたらず。あとは新刊の山崎浩一『雑誌のカタチ』(工作舎)などをチェック。こんど買う予定。紀田順一郎『日本の書物』(勉誠出版)には巻末に(取りあげた本が)今どれで読めるかの案内があって、新潮文庫版を読みおえたばかりのぼくには大変便利だ。
「三省堂書店」では
『常用国語便覧』(浜島書店)
を買った。高校国語の参考書。でも高校生には『日本の書物』を読ませたいな。
錦華通りの「とかち書房」に寄ろうとしたら閉まっていたので少し先に行くと、あれ?
「古書・古雑貨 がらんどう」
の看板が。「がらんどう」は一本隣りの通りのハズでは、と思いながら店をガラス越しに覗いてみる。半分ほどはギャラリーになっているが、のこりは古本・雑貨が見える。上の別の看板には「昭和雑貨店」。これは入らなにゃいかん。
店内はわりと広い感じ、古本はギッシリというほどではないが
『文学回想 憂しと見し世』(中公文庫/中村光夫著)
『舌鼓ところどころ』(中公文庫/吉田健一著)
を買う。四〇〇円、三〇〇円。
お店の方に聞くと、一月ほど前から(休んだ期間もあるが)営業中(日曜休)、移転ではなくて両方でこれからも営業するのだとか。もともとは愛知の方で、向うに数店舗あるようだ、
ホームページがある。もう少し行けば「アンチヘブリンガン」もあるのでこのあたりもおもしろくなってきたような。「富士鷹屋」(狭さが心地よい)、「
AMULET」(入ってみたいが、ちと恥ずかしくていつも外から覗くだけ)なんかも近いし。
『深代惇郎青春日記』(朝日文庫)を半分読んだ。