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「チーム・ユウトウセイ」結成。

 帰りに早稲田青空古本祭(穴八幡)へ。初日は雨で文庫が見られなかったのでそちらを中心に見る。

 『DOVADOVA』(四谷ラウンド/向井豊昭著)
が、三〇〇円。
 『生きているジャズ史』(シンコー・ミュージック/油井正一著)
 『世紀末パノラマ館』(丸善ライブラリー/海野弘著)
 『真夜中の男』(講談社文庫/結城昌治著)
 『死体置場は空の下』(講談社文庫/結城昌治著)
 『にぎやかな悪霊たち』(講談社文庫/都筑道夫著)
 『大統領の晩餐』(角川文庫/小林信彦著)
 『斬人斬馬剣 古島一雄の青春』(中公文庫/小島直記著)
が、各二〇〇円。
 『プレオー8の夜明け』(講談社文庫/古山高麗雄著)
 『森繁自伝』(中公文庫/森繁久彌著)
 『十七人の死神』(角川文庫/都筑道夫著)
 『浪子のハンカチ』(河出文庫/戸板康二著)
 『男の旅行カバン』(河出文庫/くろすとしゆき著)
が、各一五〇円。
 『随筆 たずねびと』(カッパブックス/田宮虎彦著)
 『小説の認識』(河出新書/伊藤整著)
 『母なる夜』(白水uブックス/カート・ヴォネガット著/池澤夏樹訳)
 『暗い谷間の自伝』(中公新書/大河内一男著)
 『面白半分のすすめ』(角川文庫/吉行淳之介著)
 『別人「群ようこ」のできるまで』(文春文庫/群ようこ著)
が、各一〇〇円。これ全部カバンに入ったが、『路上派遊書日記』もあったのでパンパンになった。

 帰るまえにもう一度文庫コーナーを眺めていると「古書現世」の向井さんが登場。終ってから「古書 往来座」の瀬戸さんと飲むけど、どう?と誘っていただく。行かせていただきます。

 高田馬場で待ち合わせなので、時間まで「芳林堂書店」で本を眺める。『エロの敵』はイマイチ購入欲がわかないなぁ。細野晴臣さんの『アンビエント・ドライヴァー』(マーブルトロン)をぱらぱらやると、古井由吉がおもしろい、というようなことが書いてあるところがあって「(細野さんがねぇ)ヘェ~」と思ったり。南陀楼さんが話題にしていた
 『東京坂道散歩 坂道上れば昭和がみえた』(東京新聞出版局/富田均著)
も出ていて、これは買おうと思う。

 それよりなにより気になったのは北芝健の『読書狂刑事!』(ミリオン出版)。テレビで見かけるので何者だろうと思っていたが……。あとで聞いてみたら、向井さんも北芝健には注目していたとのこと(笑)。経歴詐称で消えかけているそうだが、もったいない(?)、活かし方があるハズと二人で無責任に盛り上がる。 瀬戸さんが到着したので店へ移動することに。

 向井さん瀬戸さん退屈男の三人は名前に共通点(「史」が付く)があり、また漢字をならべると「ユウ」「トウ」「セイ」になる、ということでこの場で「チーム・ユウトウセイ」を結成。「ユウトウセイの会」第一回は向井さんオススメのネパール料理店「マヤ」。「ステキアンテナはいつもバリ3」の向井さんと、「ふつうですよ」がぜんぜんふつうじゃない往来座ステキ劇場の瀬戸さん。愉しすぎ。雑誌読みの向井さんと小説読みの瀬戸さん、という違いも面白い。

 早稲田通りと明治通りの交差点(あっ、「スガキヤ」…)で向井さんと別れ、瀬戸さんと話しながら明治通りを歩く。「向井さんほんとうは疲れていると思うんですよ。古本屋の疲れ方っていうのは独特で、まとわりつくような疲れというか…」、瀬戸さんの実感のこもった話。せめて天候がねぇ。
 このあと往来座のものすんごいエピソードを聴いて、さよならをした。

 『この雑誌を盗め!』(二見書房/亀和田武著)
を読みおえる。「朝日新聞」書評欄で連載されていた「マガジン・ウォッチ」の(待ちに待った)単行本。とにかく面白い。宮崎哲弥を書いた「過剰さが魅力だった週刊誌評」がグッときた。
by taikutuotoko | 2006-10-03 23:56 | 本・雑誌・新聞・書店


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