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母はダイナマイトで・・・。という人の本はスゴイ・スエイ。

 とても厚くて(約5センチ)、枕元でゆっくり読むつもりの本。

 『絶対毎日スエイ日記』(アートン/末井昭著/神蔵美子写真)

 ミスター白夜書房といっていい末井昭さんの、WEB日記の単行本化。赤瀬川原平さんの『ゼロ発信』(中公文庫)を読んでから、どうぞ。末井さんの本では、ちくま文庫の『素敵なダイナマイトスキャンダル』が、すごい。

 さいきん本好きの間で話題になったといえば、第一回「本屋大賞」だろう。大賞には小川洋子さんの『博士の愛した数式』がえらばれた。ぼくもこの本は読んだし、いい小説だと思う。なにより、安心してひとに薦められる本だろう。 
 だけど、上位の本のラインナップをみると、ぼくはこんなふうに思ってしまう。
 「あの役者、いいよねぇ」っていわれるような俳優ばかりが何人もでているのに、なぜか画面に緊張感のない映画。ひとりひとりの演技はわるくないのに、全体としてはスカスカの印象をもってしまう映画。
 それぞれの本はいい本なんだろうけど、書店で本屋大賞フェアをやっているのを見たとき、なんだか面白みに欠けるんだよなぁ。
by taikutuotoko | 2004-06-11 02:31 | 本・雑誌・新聞・書店


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