帰り、猿楽町「食堂アンチヘブリンガン」でコーヒー飲みながら
『知的生産の技術』(岩波新書/梅棹忠夫著)
を読む。パソコン時代のいま読むとかえっておもしろい。このあいだ話題にした
『Re:S』(リトルモア)でのワープロ特集(第二特集なので立ち読みですませた)も、ここでのタイプライターも、そのメカ文房具っぽい魅力にくらくらする。実家に古いワープロがあるが、デカくてねぇ。帰宅してから紀田順一郎『日本語大博物館』を少し読みかえした。
飯田橋の文房具店にちと寄ってから、七月いっぱいで閉店するという「文鳥堂書店」飯田橋店へ。たしかに貼り紙がでていた。飯田橋大学に通っていたときは「芳進堂」「政文堂書店」(もちろん生協売店も)を使うほうが多かったが、ここにもたまには買いにきていたのだ。記念に
『本の雑誌』八月号(本の雑誌社)
を買う。「ダイバー」が取りあげられているとHさんに聞いたため。「「裏」神保町へいらっしゃい!」(遠藤諭)という記事だが、おもしろい。〈町内の寄り合い所みたい〉で〈手作り感は四〇〇パーセント〉、ご主人の居場所は学習机、あはっ。
ウィキペディアで「ローマ字」の項を参照したが、じぶんの表記の仕方はかなりゴチャマゼであることに気づく。といってもそれが一般的のようだ。ずいぶん色々あるなぁ。名前に「し」がついているのだが、ヘボン式の「shi」をつかえと教わった(どういう理由なのだろう。発音?)。が、ほかは訓令式の方で書くことがおおいような(でも j を使うところはヘボン)。「ローマ字かな変換」の項目も興味ふかい。
ヘボン式の「ヘボン」は「ヘップバーン」と同じ綴り(Hepburn)、というのはよく聞くはなし。