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ドアをあければ、麗文堂。

 帰り、雨も大方やんだようだったので飯田橋から市ヶ谷方面へと歩く。先日ダイバーさんに教えてもらった古本屋が目当て。なんでも法大の大学院ビルのすぐ近くだというのだが、ぜんぜん知らなかったなぁ。
 法大大学院のビルを少し先に行くと、喫茶店の横に小さな看板が出ている。古本屋の姿はまだ見えないが、奥の「近代科学社ビル」の中にあるらしい。指示通りドアを二つ開けると、や、ほんとに古本屋「麗文堂書店」があるじゃないか。ビルの裏手から回ったほうがわかりやすいかも。

 店主の方にお話を聴くと、都立大学の駅前で二〇年以上営業していたがココに移転してから二年だという。場所や建物のせいもあって、なかなか気づいてくれる人がいないとのこと。でも、品揃えはいいし、お手頃価格。広くはないが、ぼくの他に二人ほどお客がいた。

 単行本にも欲しいものはいくらでもあったのだが、いつものように文庫本を数冊。
 『われに万古の心あり』(ちくま学芸文庫/松本健一著)
 『夢声の動物記』(ちくま文庫/徳川夢声著)
 『スタンド・アローン』(ちくま文庫/川本三郎著)
 『明神の小さな海岸にて』(現代教養文庫/松下竜一著)
が、五〇〇円、三二〇円、二九〇円、二五〇円。
 『与太郎戦記』(ちくま文庫/春風亭柳昇著)
 『男性自身 卑怯者の弁』(新潮文庫/山口瞳著)
 『奇術のたのしみ』(ちくま文庫/松田道弘著)
 『ちょっとそこまで』(講談社文庫/川本三郎著)
が、二〇〇円、二〇〇円、一九〇円、一五〇円。『スタンド・アローン』『卑怯者の弁』はダブりのような気もするが、まぁいいか。
 
 法大のキャンパスに寄る。学生会館のあったところ、なにやらデカイ建物を建設中(あれ、となりの嘉悦は?)。複合施設、だそうだが、なんだかねぇ。なんかもう大学って感じがしねぇな。学食で何か食っていくか、と思ったらすでに閉まっていた。あ、この時期って試験期間とかだっけ。しゃあないから飯田橋駅前の「なか卯」に入り、がらがらの二階席でぼんやりと牛丼を。あ、シイタケ、入ってんだ。

 ネットで読んだ記事を思い出し、近くの「文教堂書店」で雑誌をさがす。が、タイトルも版元もうろ覚えで第二特集しかわからないものだから見つけられず。 「Excite ニュース」のいま、ワープロがあたらしい!?で知ったやつなのだが(翌日立ち読み。買うほどじゃないな。ワープロの写真を見てイイなぁと思ったが)。
 
 『中島敦全集2』(ちくま文庫)
を読みおえた。 
by taikutuotoko | 2006-07-19 21:09 | 本・雑誌・新聞・書店


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