帰りに「
神保町古書モール」に寄って
『スタジアム 虹の事件簿』(創元推理文庫/青井夏海著)
『不良少年』(中公文庫/結城昌治著)
『ロンドンのコーヒー・ハウス 18世紀イギリスの生活史』(PHP文庫/小林章夫著)
『新しい天体』(新潮文庫/開高健著)
を買う。各一〇〇円。『スタジアム 虹の事件簿』を買ったのは、個人的に野球本ブームが来ているため。
で、『スタジアム 虹の事件簿』の帯を見ると、
〈処方箋/本書を次のような方にお薦めします
適応症:北村薫『空飛ぶ馬』 天藤真『鈍い球音』
都筑道夫〈退職刑事〉シリーズ
泡坂妻夫『奇術探偵 曾我佳城全集』
が好きでたまらない人に。
用法:適量。一度に全部服用も可。
楽剤師:新保博久〉
とある。
このうち、『鈍い球音』はタイトルからいって野球本ぽい。こんなふうに使われるのだから定評のある作品なのだろう、ということで読んでみたくなる。とりあえずミステリの文庫本がおおい「羊頭書房」を覗くが見あたらず、別の古本屋を巡ろうかと思ったら雨が降ってきた。しゃあない新刊書店で買うかぁと「東京堂書店」へ。『スタジアム~』が創元推理文庫なので、その棚を見るとやっぱりある。というわけで
『鈍い球音 天藤真推理小説全集4』(創元推理文庫/天藤真著)
を購入。メッタに創元推理文庫を新本で買わないので新鮮な気分。
きょうは
『地下球場 小説・プロ野球②』(角川文庫/佐野洋著)
を読んだ。
きょうの「
古書 往来座 ちょっとご報告」を読むと、
このまえの瀬戸さんの記事を見て、往来座の常連様であるホッホー文庫さんが「古本 フクロウの森」に行かれたようす。当ブログが古本屋さんとお客さんの出会いのひとつのきっかけになったかと思うと感無量であります。書いておくもんだなぁ。
本とも野球とも関係ナイ話だが。二二日の「
〒カワチ日手紙〒」を読み、
〈昼から、雨の中、ぼくが車を運転して(寝不足でちょっとコワかった)理事長代行(理事長は病気で入院中)のところにいって、大まかな報告。
帰りに、上司から褒められた。「こんなに組んだ人の意図のわかる予算は初めてだ」と。嬉しい。でも、それは、ほんとは理事や評議員なんかだけではなく、職員に知らせたいし、わかってもらいたいのだけど。ただ、ぼくも1年半前までは、こんな予算書を見たって、ただの数字の羅列にしか見えなかったし、これをもって何を言いたいのか全くもってわからなかったし、予算というのは、ほんとうにバクっとしたいい加減なものか、それとも経費削減を謳ったつまらないものかどちらかだと思っていたので、2度目の予算組みで、ちょっとはマシな予算が組めたから、来年度は、これらをどうみんなにわかってもらうようにするかが課題。〉
というところをいいな、と思った。
〈帰りに、上司から褒められた。「こんなに組んだ人の意図のわかる予算は初めてだ」と。嬉しい。〉
というところがじつにいい。