人気ブログランキング | 話題のタグを見る

無銭本屋めぐり。

 休みなので散歩。江古田から東長崎、「湧泉堂書店」をひさしぶりに覗いたり椎名町の「フタバ図書」で某タレント本に心を奪われたりしながら池袋まで出る。「大地屋書店 文庫ボックス」をぐるっと見て(ここでそのうち買うつもりだった山本健吉『私小説作家論』が棚からなくなっていたのであせったが、あとで「リブロ」で見かけたのでホッとした。とにかく講談社文芸文庫は油断がならない)から「ジュンク堂書店」へ。

 たしか岡崎武志さんが、ちくま文庫の『わがままいっぱい名取洋之助』がふたたび流通しだしたというようなことを書いていたと思ったので棚を確認すると、たしかに二冊ある。ぼくは古本で持っているが、池袋の某古本屋が二五〇〇円もつけていたのを見たことがある(それはあんまりのような。ぼくは大山で八〇〇円で買った)ので、本屋で買えるのはよかったなぁと思う。未読なんだけど。

 きょうは本が買えないのだが、ジュンク堂なので退屈などしないわけです。ふだん見ないフロアーを歩いて愉しんだあと、四階の喫茶コーナーでコーヒーを飲む。一万円以上買うともらえる四〇〇円分のドリンクチケットが(期限切れも含めると)九枚も財布の中に入っていたのでそれを一枚つかった。けっきょく一円もジュンク堂には落とさなかったのだが、まぁ、じゅうぶん過去に払っているということでご勘弁を、というところ。喫茶コーナーのテーブルには各種PR誌が置いてあるのだが、できたらバックナンバーをずらっと揃えてくれないかなぁ、と思う。そしたらヒンパンに通うのに(ただあそこは狭いからなぁ)。 
 ここでも某タレント本が気になって仕方なかった。立ち読みすら恥ずかしいのだが。 『書標』の一二月、一月号をもらう。

 「新榮堂書店」で『本の話』二月号をもらったあと(そのうちちゃんと買い物にくるからね)、「リブロ」へ。二月に、神保哲生・宮台真司さんの『ネット社会の未来像』(春秋社)刊行記念対談があるとか。
 それにしても(某タレント本こと)石田純一『マイライフ』(幻冬舎)は読みたい。どうしたものか。

 本屋めぐりはお金がなくてもほんとうに愉しい。でもあとでちゃんとお金は落としまーす。

 『奇妙な情熱にかられて ミニチュア・境界線・贋物・蒐集』(集英社新書/春日武彦著)
を読んだ。春日武彦さんは気になっていて、文庫本を何冊か持っているが読んだのははじめて。著者が精神科医だと、それがいい方とわるい方に出ることがあるけれど(って当たり前か)、春日さんはよいですね。たいへんおもしろい。
 『週刊誌風雲録』(文春新書/高橋呉郎著)
を読みはじめる。プロローグには草柳大蔵、梶山季之がでてきた。講談社文庫には『週刊誌血風録』(長尾三郎著)ってのがありますな。あれもおもろい。竹中労の『ルポライター事始』(ちくま文庫)なんかも読み返したくなりますナァ。
by taikutuotoko | 2006-01-20 20:34 | 本・雑誌・新聞・書店


<< ゆきつもる。 新書三冊買う。 >>