きのうは(途中で既読と気づいたが)
『佐高信の読書日記』(現代教養文庫/佐高信著)
を読んだ。
〈あるレストランで、リチャード・バートンとサミーが長い棒パンで“剣戟”を始め、エリザベス・テイラーがそれを見て笑いころげていたといった逸話がふんだんに出てくる〉というサミー・デイヴィス・ジュニア『ハリウッドをカバンにつめて』(ハヤカワ文庫/清水俊二訳)が読みたいが、どうやら絶版?のようす。目黒考二『本の雑誌風雲録』を〈奥村宏さんに是非すすめたいと思いながら読んだ〉というのもおもしろい。それと、ひさしぶりに吉村昭さんの本が読みたくなる。
今夜は江古田で友人とメシを食い、そのあと一人で古本屋へ。吉村さんの『海も暮れきる』があれば買おうかと思ったのだが、ナシ。積ン読になっている『破獄』をさがそう。
『東京百話 人の巻』を二〇〇ページほど読む。吉村さんのものも収録。『東京の戦争』や『東京の下町』はいい本だった。
ちなみにぼくは、吉村さんは医師免許を持っている、と勘違いしているひとが日本に三〇〇人くらいいるのではないかとふんでいる。じつをいうと、数年前まで、ぼくがそう勘違いしていたのであります。