『文林通言』(中公文庫/石川淳著)
『北米体験再考』(岩波新書/鶴見俊輔著)
を読んだ。
石川本は、「朝日新聞」での文芸時評(一九六九年一二月~七一年一一月)。トイレに立つタイミングを逸するほどおもしろく読んだ。この月を読みおえたら行くぞ、と思っても、つい翌月はなにを扱っているのかなぁ~と一行目をチラ見してしまい、けっきょくその月のも読んでしまう、の繰り返し。ブ厚い本でなくてヨカッタ。
トイレといえば。戦争中、留学先のアメリカで逮捕され、移民局の留置場に入れられた鶴見さんは、夜、〈西洋便所のふたをしめて机にし、タイルのゆかにすわって、論文のつづきを書いた〉という。明かりがつくのはトイレだけだったから。参考文献ナシで、論文のつづきを書き上げた。
ところで、いまは「読書週間」だそうだけど、ことしのキャッチコピーは「本を読んでる君が好き」なんだとか。そうですねぇ、たしかに読書中だったり本屋で見かける女性は素敵度一五%増し(!?)。
じつは「テレビ朝日」HP中の「
アナウンサーズ」から、「
本を読んでる君が好き」(一〇月二八日)を見て知ったのだが。
(ぼくは、すでに退社されたが「大相撲ダイジェスト」でお馴染みだった山崎正アナをはじめ、スポーツ実況の森下桂吉、「やじうまワイド」の司会振りが賛否両論だった吉沢一彦、その他、真鍋、山口、川瀬、岡田、佐分、松尾、上山、市川といったテレ朝アナウンス部のファンなのです。)
先ほどのページでは、ブックカバーが話題らしいとダウンロード、印刷して本にかけていたりするのがおもしろい。新聞記事、というのは、「稀覯LOG」
進化してますブックカバーによると、一〇月一四日の「朝日」の記事のことではないかと思われる。