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ひさぶりの新刊書。

 ひさぶりに池袋の「ジュンク堂書店」に寄った。たぶん八月末以来だ。新刊書を買うこと自体がひさしぶり。大散財する。

 『昭和ジャズ喫茶伝説』(平凡社/平岡正明著)
 『シネマディクトJの誕生 植草甚一スクラップ・ブック30』(晶文社/植草甚一著)
 『探偵小説の愉しみ 植草甚一スクラップ・ブック31』(晶文社/植草甚一著)
 『「ジャズ・マガジン」を読みながら 植草甚一スクラップ・ブック38』(晶文社/植草甚一著)
 『小松崎茂 昭和の東京』(ちくま文庫/小松崎茂著/根本圭助編)
 『鞄が欲しい 万年筆画家が描いた50のカバン遍歴』(枻文庫/古山浩一著)
 『上陸 田中小実昌初期短篇集』(河出文庫/田中小実昌著)
 『死をポケットに入れて』(河出文庫/チャールズ・ブコウスキー著/中山五郎訳/ロバート・クラム画)
を買った。
 
 「書標」(九月号)、「河出文庫 解説目録 2006年」、「創刊25周年記念 河出文庫グランドフェア」、「白水社 新書カタログ2005」、「創立90周年 白水社 記念ブックフェア」、「平凡社ライブラリー 解説目録 2005」、「ぼくらはずっと本が好きだった。 ハヤカワ文庫 秋のHOT HIT 100」、といったカタログ・チラシ類ももらった。

 気になったのは、今年の四月に発売された
 『打撃の神髄 榎本喜八伝』(講談社/松井浩著)
が、一階の新刊書コーナーにあったこと。評判なのだろうか。この本はいぜんNEGIさんに教えてもらって気になっているのだけど。ぼくは、 榎本喜八については、沢木耕太郎さんが書いたやつなどで知っているくらい。

 ジュンク堂では売り切れだったため、「新榮堂書店」に行き
 『細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING』(平凡社ライブラリー/細野晴臣著/北中正和インタビュー)
を二階で買った。この店では、二階以上で本を買うと、「ステップアップ券」(一〇円引き券)をもらえるのだ。
 階段自体も変わっていて、各段の腹の部分(て、どう言えばいいの?)に貼り紙がしてある。そこには、「ふと思った、階段こそ人生ではないか?」「足腰を鍛える階段」「集中力を養う階段」「とても急な階段だ ご足労をお掛け致します」などといった言葉が書いてあるぞ。

 来月からは、グッと財布がさびしくなる予定。こんなに新刊を買うことはなくなるだろう。


 『ワセダ三畳青春記』(集英社文庫/高野秀行著)
を読みおえた。
 きのうは読みかけで「わらえます」という感想を書いていたが、さいごまで読んでみると、それだけではなくてじつによい本だった。若いときのビンボウ生活をおもしろおかしく、というようなだけの本とはぜんぜんちがう。ビンボウくさい感じはぜんぜんしないし。あと、これが九〇年代の話だ、ということがびっくり。 


 「本を調べる」の過去の日記で知った、「村田 巨人」調査ファイル」というサイトには笑ってしまった。他人の検索ワードが見えてしまう、という検索エンジンのバグがあったらしく、おもしろいやつをリストにしているサイト。
by taikutuotoko | 2005-10-05 21:25 | 本・雑誌・新聞・書店


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