シールはがし。

 「ダイソー」(一〇〇円ショップ)に寄って帰ろうと、千川の交差点から大谷口の方へ歩いていたのだが、どうにも違和感が。そうか、ついに給水塔が消えてしまったのか。

 「ダイソー」では、二七日のエントリーへのコメントでちわみさんから教えてもらった「シールはがしスプレー」を買う。成分は、I・P・A・炭化水素・第一石油類30ml、とある。ちわみさんは、これと「ハガロン」(クラウン)を併用しているとのこと。

 帰宅してから、さっそく「シールはがしスプレー」を試してみる。シールを剥がしても、あとにネバネバしたものが残ってしまうことがあるでしょ。たとえば、ここに新潮文庫の開高健著『破れた繭』。シールを剥がしてみたが、やっぱりネバネバ。そこに、スプレーを吹きかけ、しばらくしてから拭き取ると、ン、なるほどスッキリ。

 しかし、モンダイは「ちくま文庫」なのだ。えーっと、青山光二著『ヤクザの世界』で実験。まずは慎重にシールを剥がして……と思ったら、カバー地がすこし剥げてしまった。失敗。これだから「ちくま文庫」のカバーは困る。しかたなく、田辺聖子著『かるく一杯』を。こんどはいちおう、剥がすことには成功。跡はネバネバ。さぁ、さぁ。

 シューッ!あ、ちょいとズレた。もいちどシューッ!二分ほど待ち、ティッシュで拭き取ると……おっ、スッキリ!でも、シミが残ったり色落ちしたり、ということはないのだろうか。カバーをはずして、蒸発を待つ。一時間ほど放置し、確認。ちゃーんと蒸発し、シミにはならず。ただ、拭き方がまずかったのか、一部でかるい変色が認められた。吹きかけた量などにもよるのかな。

 「イケル!」ということが確認されたので、供養の意味をこめて、先日亡くなった杉浦日向子さんの『大江戸観光』のシール跡をきれいにすることに。ティッシュに液を滲みこませて拭けば手早くできるのではと思い、実行。が、これは失敗だった。かなり色落ち。杉浦さんゴメンナサイ。ただ、新潮文庫などではこの方式は有効のようである。

 さて、同じコメント欄では、NEGIさんもシールはがしについて教えてくださっている。
 〈私は、コーティングされている本は、プラスのスーパークリーナーというスプレー式のシールはがし。コーティングされていないもの、ちくまなんかは、丸善の値札はがし(はがしっこシリーズ5)を愛用しています。今まで、いろいろ試してみましたけど、これが一番良いです。良かったらお試しください。この値札はがしは、うさぎ書林さんの「インターネットで古本屋さんやろうよ!」(大和書房)で知りました。〉

 この、丸善の「値札はがし」だが、メーカーの説明によると〈ペン先を下に向けて、値札の上で1~2回押して液をまんべんなくしみこませ、少し待ってペン先をヘラにして端からはがしてください。〉とのことだから、上のスプレーとは違い、シールを剥がすところから使うみたい。『ヤクザの世界』のようなことがあるから、「ちくま文庫」にはこっちの方がいいようだ。ぜひとも購入しなければ。

 
 昨夜のうちにささっと読んだ本は
 『3人がいっぱい①』(新潮文庫/和田誠 絵/吉行淳之介ほか文)
だが、これは二六日の「とり、本屋さんにゆく」が選・文の担当者を紹介してくれていたので。ぼくも『②』は持ってないや。

 いま裏を見ると、この本にもシールの跡が。シューッ! 


 追記:田中栞さんから『田中栞の古本教室』という小冊子が届く。ありがとうございます。一〇月に仙台でやる「書肆ユリイカの本」展にあわせてのもの。「折紙豆本」の折りかたも載っているのだ。ぼくはすでにマスター済み。
 この折紙豆本、糊もハサミもいりません、ということなのだが、はじめに用意する長方形の紙というのはなかなかないので、ハサミはけっこう必要だったりするぞ(でも、そのあとは必要ナシだ)。ぼくは柄のきれいな折紙を半分に切ったやつで折った。周囲に配ったら好評だったぞ。

 『田中栞の古本教室』は「書肆アクセス」で買えるそうだが、田中さんが折った「折紙豆本」もついてくるらしいぞ。
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by taikutuotoko | 2005-07-29 21:00 | 本・雑誌・新聞・書店


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