目覚ましベルの前にケイタイが鳴った。「ねぇ、東京ドームのデイ・ゲーム、行かない?」、行くッ!
飯田橋にまで地下鉄で。ここからは一〇分あればドームだが、待ち合わせの時間までには少し余裕がある。といってもホンのちょっとだ。いけるか?いける!神保町へ。
ちんたら歩いていたら間に合わないので、目的地まで、急ぎ足。各古書店オモテの均一本が気になるが、ゆっくり見ている時間はナイのだ。
それでも、小宮山書店のガレージセールだけは、と
『マイ・アメリカ』(集英社文庫/立木義浩著)
を買う。一〇〇円。
いそげ、いそげ。目指すは東京堂書店、サイン本コーナーだ。
『古本屋の女房』(平凡社/田中栞著)
『銭金について』(朝日文庫/車谷長吉著)
を買った。『古本屋~』には、サインのほか、手作り栞などのオマケつき。
新刊の平台、小林信彦さんの『本音を申せば』なども気になったが、ここはガマン。角田さんと岡崎さんの『古本道場』をひと目だけでも見ておこうと思ったが、いそいでいたので見あたらず。ん?ま、給料出てからゆっくり買いますわ。
待ち合わせ時間は目前。ひとを、それも友人を待たせることなんてフダンは絶対ナイのに。とにかく急げ!親友が待っている、走れメロス!と駆け出したが、三〇秒でスタミナぎれ。もー駄目。ケイタイ取り出し、「あ、Sだけど。わりぃ、ちょっと遅れるわ。」
なーんだ、ひと待たせるのってカンタンだなぁ。クセになりそう。
さて、野球ですが。東京ドームなのにオリックス・バファローズの主催ゲームで、宮内オーナーも観戦、とか。 フン、我らは三塁側の北海道日本ハムファイターズ席へ。
光原と正田の先発ではじまったゲームは、ナンダカンダヘンダフンダあって延長一〇回表、小笠原のホームランで勝ち越したファイターズが、八対四で勝利。よぉし。
この試合で、SHINJO(新庄剛志)選手が日米通算一五〇〇試合出場を達成。あまりのメデタさに、本人は六タコの四三振でした。もうっ。
球場ではいっさいアナウンスがなかったけれど、じつはオバンドー選手も通算一〇〇号ホームランを打ったのだよ。よくやった、拍手!
『大雪のニューヨークを歩くには』(ちくま文庫/ジェイムズ・スティヴンスン著/常盤新平訳)
を読んだ。
う~む、きょうも思わぬ出費、ひでぇ赤字ダァと思っていたら、「あした飲むぞォ」の電話。あぁ、つらい。今月の○万円の赤字の分、来月は購書をひかえるぞ。ヤレバデキル。ハズ。